I love Salzburg

旅先の大切な思い出を綴っています  since Sep. 1, 2007
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2017年。

今年は富士山に裁判員にと、思い返せば様々な景色が浮かんでくるが、この大晦日に思うのは気持ちよく12月を過ごせたこと。

年初、私は「年末大掃除をしないぞ!」との目標を立て、毎日こまめに掃除をしてきた。

そのきっかけとなったのは、数年前の9月、友人の奥さんがアップしたFacebookの記事だった。
「年末の寒くて気ぜわしい時に大掃除って馬鹿らしいわと気づいてからというもの、我が家の大掃除は春と秋の二回。扇風機とストーブを片付けるタイミングで」

なるほど、よく考えれば年の瀬はなにかと急用が入ったり、天気も不安定だったり。
冷たさや気ぜわしさで掃除が雑になることもしばしば。


なによりバタバタと駆け込み新年というのも神様に対して失礼なんじゃないかと気づいた次第。



遠方で暮らす友人の言葉にもハッとさせられた。
「今月は来年の準備に勤しむことにします」


そうなんだ、12月は新しい年を迎えるにあたり、すべてを整える月なんだ。

迎えるということ。



今月頭には面倒な場所はほとんど掃除が終っており、おかげで段取りよく年賀状も15日に投函済だ。

師走ってこんなに長かったのかなという感じ。


こんなふうに、2017年はよく掃除をした年だった。
長年気になっていた箇所も整い、準備完了。
来たる年はまた何か新しいスタートを切れるような気がする。


室生寺に呼ばれて


今月5日、奈良県は室生寺を旅した。
女人高野とも呼ばれる室生寺の五重塔の西側に如意山という山がある。
弘法大師が恵果阿闍梨より授かった如意宝珠を、この山の頂上に埋めたという伝承が残っているそうだ。
如意宝珠とは如意輪観音が持っている、あらゆる願い事を叶えてくれるありがたい玉。
昭和21年に実施された如意山頂上の石造納経塔の調査の際、実際に琥珀玉や巻物、当時の貨幣などが見つかっているという。

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明日の予定で、

上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」と「シャンシャン」の観覧申込をした。
当たったら困るなあと思いながら。笑

東京までは新幹線かなあ、
夜行バスもありかなあ、
迷子になるから川崎に住む親友に連絡しようか、
でもやっぱり予算オーバーかなあ、

などと一人勝手に考えていた。


だが、結果はもちろんのこと落選。
残念な反面、ホッとしている。
ならばなぜ、私は観覧申込なんぞしてみたのだろうか。
自分でもわからない。



職場のデイサービスのレク用に「シャンシャン袋」。
ふと思いついて試作品を作ってみたが、超簡単なわりに思いのほか完成度の高いものができたと自負している。
袋を振ると、鈴が「シャンシャン」と鳴るのが自慢。

明日の予定で


仕事のこと。

現在、私は認知症型デイサービスセンターに勤務している。
一日の定員10名、手厚い介護が売りの現場。

リハビリもなく今流行りの特色はこれといってないのだが、みんなが和気あいあいと笑顔で穏やかにその日を過ごせたらと、認知症型には認知症型なりの難しさと向き合いながらの毎日である。


そこで5ヶ月に一度、レクリェーションの順番が回ってくる。
前回は去年の12月だった。

月末は次月のカレンダー作り。
私は干支の酉をモチーフに、色紙やフェルトを使った作品にした。

あれは12月29日の夕方、塩田さんという男性をお家まで送った時のこと。
帰りの時間に合わせて奥さんが暖かくして待ってらしたお部屋に入ると、灯されたストーブの火とベッド脇に飾られた来月のカレンダーが目に留まった。
それは私が作った作品だった。

もう飾ってくれてるんだと、嬉しくなった。
塩田さんは12月から利用されたばかりの方で、デイサービスでの初めてのカレンダーがそれになる。
段々と表情も明るくなり、いい感じでデイサービスに溶け込んでいる。

「来年もどうぞ宜しくお願いします!」
次回の利用は1月2日。
塩田さんも奥さんも私も笑顔で挨拶をして別れた。

そして、明けて正月2日目。
朝の申し送りで、塩田さんが大晦日の朝に急逝されたことを知る。

言葉が出なかった。




今月も私のレク当番が回ってきた。
定番の誕生日カードとカレンダー作りを考える。

本を見て簡単そうな作品を選ぶこともできるのだが、私は創意工夫と手間隙かけて少しでも多く喜んでくれる作品に仕上げようと思っている。


もしかしたら最後の誕生日カードになるかもしれない。

最後の6月のカレンダーになるかもしれない。


そんなことを考えるのは寂しいし失礼になるかもしれないが、でも本当に最後になってしまうかもしれないのだから。

だからより一層心を込めて、丁寧に。
どうか明日も沢山の笑顔を引き出せますように。




2016年。

今年も残すところ3時間を切りました。

子供の頃は大人の言う「一年が早い」という意味をあまりよく理解できていなかったのだと、自分が四十路になってから十分すぎるほど感じています。
ですが、それも今後もっともっと早くなるであろうと、時の移り変わりの無情さを噛みしめる大晦日です。


今年、私は二人の親しい方を亡くしました。

一人は私と同い年の方。
4年前にこのブログにコメントをくださったのをきっかけに交流を続けてきた新潟県燕市の男性でした。
ブログからFacebookへと形は変わっても、いつも温かいコメントをくださったKさん。
実際にはお会いしたことのない方でしたが、いつしか心の友として支えてくれていました。

大工をされていた彼は、たぶん熱中症からの心筋梗塞で、8月下旬のある朝、永遠に起きてはこられませんでした。

「いつか会いましょう。」
その約束は決して果たされることのないものとなり、その「いつか」という言葉を何度も何度も怨みました。
そして、「いつか」のその「いつ」は、ちゃんと自分で作らなければいけなかったんだと気づかされました。

大事な人ほど。
その日は誰にだって訪れること。
その時は突然訪れること。
これからは後悔のないよう、と心の底から感じた出来事でした。


そして、もう一方(ひとかた)は9月に御年86歳で旅立たれた私が最も尊敬していた女性です。
私の中でその方を一言で表現すると、「この花咲くや、つつましく」。

昨今、女性の在り方が随分と変わって来て、価値観も180度といっていいほど変化し、私も色んな生き方の女性に憧れを抱いてきました。

けれど、私の心の奥底から望む生き方を私自身に問うた時、私は彼女の人生、否、彼女自身だということに気づき、人生も半ばのこの時になって自分の在り方を見つめ直しています。

生き方だけではありません。
言葉遣いや立ち居振る舞いすべてに至るまで、「女性」とは本来こうあるべきではないかと、今も彼女は私の中で一輪、はっとするほど華やかで、ですが、つつましく咲き続けてくれています。


今、静かにこの年を終えようとしています。

2017年、素晴らしい年になりますように。
皆さまも良いお年をお迎えくださいませ。


2016年

母の日に特別な贈り物?!

昨秋熊本を訪れた時、阿蘇から熊本市へ向かう途中で二度「くまモン」の車とすれ違った。

最初に見かけたのは、ちょうど阿蘇大橋の手前だったと思う。
黒色のホンダ・フィットのフロントバンパーに赤いほっぺたが塗られ、後ろのボディには可愛いイラストが描かれていた。

一瞬のすれ違いに、「あれ、絶対、くまモンだよね」と母と顔を見合わせた。

なんとも愛嬌のある車だった。

それ以来、「くまモン、いいね」と、母は時々思い出しては口にした。



阿蘇が好きで、阿蘇の風景を母に見せたいと訪ねた熊本。

あの時、「秋の景色も素晴らしいけど、きっと春になって一面緑で覆われる季節が一番綺麗だろうね。次はぜひ春に来よう」と何度も話しながら車を走らせた。

九州へは愛媛の八幡浜港から船で渡れば結構近い。

できれば「この春」と思っていた。


もちろん、その時はまさかあのような大地震に見舞われることになろうとは想像するはずもなく。



先日、地元香川で車を走らせていて、前の車に「くまモン」のぬいぐるみが乗せてあるのを目にした。

地震の後だったからか、余計にその愛くるしい表情が可愛く思えた。

すると、今度は「くまモンのぬいぐるみ、欲しいね」と、母が言い出した。


ぬいぐるみ好きな母とぬいぐるみ嫌いの私。

しかし、「くまモン」だけはいいかな、と私も思った。

家に帰って、ネットで検索。
けれど、ぬいぐるみって本物を見て買わないと、ちょっとした目鼻口の位置などで全くの別物になってしまうことに気が付いた。

「もう少し落ち着いたら、熊本へ行ってぬいぐるみを買おう。」


それまでといってはなんだが、母の健康のためを思って「くまモン体操」のDVDを母の日のプレゼントに決めた。(笑)

実はわが香川県にも「うどん体操」とやらがあるのだが、正直可愛くもないし、楽しくもない。

くまモンの可愛い動きと一緒に踊る方が、間違いなく足腰にもいいし頭にもいいだろう。

80過ぎのおばあさんが踊ることを考えれば可笑しすぎる気もするが、その音楽を聞くだけでも元気が出る。

そして、何度も繰り返される「くまもとが大好きで良かった!」というフレーズに、なんだか私まで「熊本が大好き!」と思えてくる。

05-07 くまモン




その大好き!という気持ちをいつか届けに、また熊本を旅する日を楽しみに、今は陰ながら、そして心の底から応援したい。





即席、親孝行の日。

素敵な器で旬のものをゆっくりと戴くと、背筋がピンとして丁寧に食事できますね。

今日は、理由のない即席親孝行の日でした。(笑)


美味しいものをきちんと戴ける当たり前の日々に感謝です。
どこかで大きな災害でもないと、つい普段の生活ができる奇跡を思い出せない私ですが、今日は心から感謝できます。


お食事は、徳島県美馬市脇町のギャラリーカフェ萩の庵にて。


04-16 1.萩の庵にて「鯛の押し寿司」ランチ


04-16 2.萩の庵にて「鯛の押し寿司」ランチ


・鯛の押し寿司
・タケノコの木の芽和え
・胡瓜とワカメの酢の物
・お吸い物
・人参ジュース
・トマトゼリー


デザートの徳島産フルーツトマト「星のしずく」は、今までに食べたことのない美味しさでした🍅

04-16 3.萩の庵にてランチデザート・フルーツトマト「星のしずく」




お見舞い申し上げます。

2015-10-21 48.熊本城


昨晩の、熊本での地震で犠牲になられた方たちのご冥福をお祈りし、被災された多くの方々にお見舞い申し上げます。


これ以上被害が拡大しませんように。

少しでも眠れますように。



半年前に訪れた熊本城は、それはとても雄々しく見えました。
なのに今朝、痛々しくなったその姿に言葉を失いました。

熊本の人たちが再び立ち上がり、そして前を向いて歩いていけますように。

熊本城が、復興のシンボルとなりますように。


四十路に何が起こったか?!

一瞬の出来事だった。

出勤が特別遅くなったわけではないが、職員健診があったその日は朝から職場の駐車場が混み合っていて、私はいつも停めている場所より少し離れたところで車を停めた。

ちょうど右手には二十歳の男子職員が到着したばかりで、車の中でスマホをいじっているのが見えた。

軽く音楽を流しながら、ふふふんっといった感じで車をバックさせた私は、いつになく上手に駐車できたことに満足した。
「おばちゃんでも運転はなかなか得意なのよ」って感じで。(笑)


車を降りた私は、ずらっと並んである車の向こうのキラキラした瀬戸内海を眺めながら、直属の上司の車がないことに気が付いた。

あれ? 今日はお休みされるのかしら?
車のナンバーを目で追っていた。


それは、一瞬だった。

気が付いたときには、私は地面に転んでいた。

車止めだ。


車止めに躓いた私は、たぶん漫画のような転び方をしたに違いない。
両掌の親指付け根を擦り剥き、気持ち右手親指を突き指したようだった。

いや、それ以上に痛むところがある。 胸だ。

転んだ先にも、また別の車止めがあったのだった。
そこに胸を強打した。


その時、私は背後に二十歳の男の子がいたことを思い出す。
慌てて起き上がり、恥ずかしすぎて振り向けずに小走りで職員通用口へと急いだ。

ああ、恥ずかしすぎる。
当時頭の中を占めていたのはそれだった。 痛みなど二の次だ。


しかし、時間とともに増してくる痛み、くしゃみだけでなく大きな息をしても痛い。
手のひらは親指下の盛り上がったところがやんちゃな子供が転んだ後のように紫色になっている。

昔からよく転ぶ私だが、今回は派手にいったなーと苦虫を噛み潰したような顔でその日は過ごした。


当日は病院へ行かなかったが、夜寝がえりすら痛くてできない辛さに負けて、長い待ち時間を覚悟の上で通院した。

診察室に飾られたダ・ヴィンチのウィトルウィウス的人体図を見ながら、先生を待つ。


結果、胸骨骨折だった。


全治一ヶ月半だそうだ。
今は胸の部分に大きなベルトを巻いている。



それが3月下旬のこと。
まだ時々胸は痛むが、春爛漫のこの陽気。

安静にした方がいいのだろうが、やはり桜の誘惑には勝てず今年も花見がてら遠出した。

昨年初めて見て以来忘れられない彦根城のお濠の桜と、その帰路立ち寄った姫路城の桜。

哀れな日記の最後ぐらい、せめて写真だけでも華やかに締めくくろう。



2016-04-06 06.彦根城の濠と桜


2016-04-06 10.姫路城と桜
(4月6日)


平成28年 元旦

新年あけましておめでとうございます


平成28年年賀状.jpg

今年の年賀状は、乗鞍岳からの初日の出を拝むお猿さん。(笑)
猿は色紙を切り抜いて、ちょっとだけですがひと手間かけました。

年賀状に、
そして讃岐人なら「年明けうどん」といきたいところですが、お節料理にお雑煮を戴く静かな元旦を迎えております。


01-01 ご先祖様へのお供え

ご先祖様にも少しだけお正月気分をとお供えしました。
御膳が二つあるのは、お仏壇が父方、母方と二つあるからです。

讃岐のお雑煮は、白みそにあん餅。
わが家は私が幼い頃から、ずっと白みそに何も入っていないお餅だったのですが、二年前に初めてあん餅雑煮を食べてみて以来、すっかりはまってしまいました。
やっぱり讃岐人の味覚だったんだな、私、と思った次第です。(笑)

白みそに餡子、意外と相性がいいので、是非お試しあれ。

こちらは、5日前に食べた私のお気に入りのうどん屋さんの「白みそあん餅雑煮うどん」。

12-27 白みそあん餅雑煮うどん



以前は年越しは海外で!というのが私の常であったのだけど、こうやって穏やかに迎えるお正月がしっくりくる年頃になりました。(笑)


では、皆様にとっても素晴らしき一年となりますように。




怪しい電話、再び★

今日で3日目。

夜の7:30頃、社会保険事務所の職員と名乗る男から母宛てに電話があった。

まずその時間に社会保険事務所から電話があること自体おかしいが、日を増して段々しつこくなってきたので私が受話器を取ってみた。

私 : 「どちらの社会保険事務所ですか?」 
相手 : 「本局です。 東京からです。」

私 : 「掛け直しますから、そちらの電話番号と名前を教えてくれませんか?」
相手 : 「08××・・・」

私 : 「東京なら03ですよね。」
相手 : 「掛け直されるなら、もよりの社会保険事務所まで・・・」

私 : 「あなたに掛け直しますから、東京の電話番号を教えてください。」
相手 : 「前回、お伝えしましたよね。 紙に書いてるはずですが・・・」
もちろん、嘘である。

私 : 「紙を捨てたので、もう一度教えてください。」
相手 : 「08××・・・」
私 : 「いえ、03からお願いします。」

こんな同じやり取りがしばらく続いた後、

開き直った相手は「08××-××-××××まで連絡ください」と、うちの電話番号を答えるので、

「もう二度と掛けて来んな!!!」と、思いっきり受話器を叩きつけて切った。


だが、こういう卑怯な真似をする人間は、やはりしつこい。

その後も何度も何度も嫌がらせのように電話を鳴らしてきた。


母に聞くと、最初は「きちんと年金が入ってきていますか?」という程度のものだったらしい。

それが、次第に訳の分からないことをグダグダ言い出し、揚げ句に今日のやり取りまでになってしまった。


電話に出なくともしつこくリンリンなる電話がうるさくて、それよりも一人で思い出していると気分が悪いので、最寄りの交番へ電話した。

まあ、留守電にすればいいだけの話だが、近ごろ近所には独居のお年寄りが増えてきたし、もしも相手に住所が知られているならいい気はしない。


今回のことと、少し前にもあった裁判所を名乗る電話の話もした。

それは、「ある方からお宅の支払いが滞ってる連絡がありまして・・・」と電話があり、
その時は「こちらから折り返して電話するので名前と電話番号を教えてください」と答えるや否や切られてしまったもの。
たぶん、今回の犯人と同じ人物であろう。

対応してくれた交番のUさんは大変親身に話を聞いてくれ、こちらが考えた対応策にも協力してくれることになった。


「それは気分が悪いですよね。 他にこれまで怪しい電話などはありませんでしたか?」

思い出せば沢山ある。

その一つが3年近く前、新生ゴールドと名乗った明らかに詐欺の電話。

それ以来、変な葉書も時々届く。


「わかりました。 署内の職員全員に周知するようにします。」
「交番がうちの近くで良かったです。」
「通常はこの番号に電話してくださればいいですけど、急な時は110番してくださいね。 すぐ飛んで行きますから!」

ナンバーディスプレイなど電話だけの解決策ではなく、あらゆる対応策を話し合った。


「あ、そうそう、良ければ警察の電話をお貸ししましょうか?」
「え? そういうこともできるんですか?」
「ええ、できますよ。 まあ、最初に「この電話は詐欺防止のためすべて録音します」から始まるので、面倒なところもありますが。」

いやあ、どうせ録音するのなら、警察の電話というだけでとても心強いではないか。

「ぜひ、お願いします!」


詳しい出来事と時間をノートに記録
明日は職場のみんなにもこの話をし、色んな人の対応策案を聞こうと思う。

一人で抱え込まない。

嫌な思いも心配事も、あとに引き摺るのはやめにしよう。




一杯のお茶。

お盆の法要のために、静岡から銘茶を取り寄せてみた。

静岡マダム、ヴェルデさんに教えていただいた雅正庵のお茶。
お茶処・静岡は煎茶文化なんだそうだ。

そこで、院主さんに喜んでもらいたい私は、夏にぴったりの氷水出し緑茶を選んだのだった。


説明書きに忠実に、丁寧に丁寧にお茶を淹れた。
心を落ち着かせ、心を込めて、丁寧に淹れた。

まろやかな口あたりに、深い渋みときりっとした爽やかさ。


そしたら院主さん、「このお茶、おいしいなあ、」と読経の途中でお茶を一口ふくんだ時、不意にそう漏らした。
その後もお茶の話で会話が湧いた。


「わしらは、お茶一杯がすべてなんですわ。」


なんとなく、もてなしの心を学んだような、そんな時間をいただいた。


静岡茶.jpg



懐かしい切手。

ウイリアム皇子誕生切手.jpg



私は決して切手収集家じゃないんだけど、外国では綺麗だなと思う切手を手にすることがたまにある。


先日の英国プリンセス誕生のニュースに、そういえば・・・とごそごそ切手アルバムを引き出してみた。

2001年にクックアイランド(当時はNZ領)で買った切手の中に一枚、1982年の古い切手が混じっていた。
それは、その年のクリスマスにウイリアム王子誕生を記念して発行されたもの。

チャールズ皇太子は描かれていないけど、若いダイアナ元妃に抱かれたウイリアム王子が可愛い。
そのウィリアム王子が二児のパパ。

英国のみならず、英連邦の国々も祝賀ムードに沸いていることだろう。



さて、【シャーロット・エリザベス・ダイアナ】とおじいちゃん、ひいおばあちゃん、おばあちゃんの名前をぜーんぶもらっちゃったシャーロット王女。
次に女の子ができたらどう名付けるのだろう?

ミドルネームにヴィクトリア、、、とか?(笑)

ま、要らぬ心配なんだけど。





男雛と女雛。

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私が23、4の頃、勤めていたデイサービスに100歳近いお婆さんが利用していた。

その方はハンカチを口元に当て、入れ歯をカチャカチャさせながら「亡くなったお爺さんがそれはそれは優しかってねぇ」と言うのが口癖だった。

ある日、私は入浴介助をしながら「じゃあ、喧嘩したこともないん?」と聞いてみた。
「喧嘩なんてしたことあるもんな。 お爺さんに怒られたこともないわ。」


「あ、一度だけ怒られたことがあった。」
「へぇ、それはどんな時なん?」

「結婚して間のない時やったかなぁ、何も考えずにお爺さんの右側に立ってしもうてねぇ。」

「え? たったそれだけ?」
意外な返事だったから、この会話は今もしっかり覚えている。

「でも、なんで右側に立ったらいかんの?」
「そりゃぁ、女が殿方の右に出るなんて失礼やし、図々しいわな。」

「そういえば、『右に出る者はない』って言葉があるくらいやもんね。」
その表現をよく思い付いたと我ながら思い、手を打った。


男女の優劣の話ではない。


生きていれば110歳を優に超えた明治生まれの女性の話。
今でも私の心の奥深くにある、何故かとても大切なことを教わったような。


* * *


どうしてこの話を思い出したかというと、男雛と女雛の飾り方から。


私は京の飾り方である左側にお内裏様の方がしっくりくるんだけれど、こちらでも関東の飾り方が一般的になってきて、殆どが左側にお雛様が置かれている。


左右どちらが上座かということでもなく、何気ない立ち位置でもそれらを大切にしていた昔の人の心配りに日本の春を感じたのだった。




2014年。

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静かに2014年が終わろうとしている。

これまでで一番色んなことを経験した今年が走馬灯のように脳裏を駆け巡る。

自分でもよくやったと思うところもあれば、やはり不完全燃焼で終えてしまったことばかりが後悔される。

毎年、不完全。

完全燃焼した年などあっただろうか。

42歳になってからも早ひと月、何ひとつできていない。

時間は無限ではないこと、二度と同じ時は戻らないこと、後悔は決して消えないこと。


あと3時間もすれば新しい年。

2015年、大切に過ごしていきたいと思う。


今年もまことに有難うございました。

皆様も良いお年をお迎えくださいませ。



写真は、今朝、2014年最後の日の出です。

私のカフェ、私の珈琲。

いつだったか、親友のM子に「珈琲飲みにウィーンへ行って来る」と言って驚かれたことがあるが、ここ数年 私の海外旅行の一番の楽しみはカフェ巡りだった。

カフェしか入らなかった街もある。


遺跡や美術館なども魅力的だが、19世紀の宮殿を利用したカフェや原住民のアートが印象的なインテリアのカフェなど、その土地その土地の趣きある空間がたまらなく好きだ。

最近は専らヨーロッパだが、中南米やオーストラリアの町外れなんかでも身震いするほど好みのカフェと出会えたりする。

日本ではというと、それなりにお洒落なカフェも増えてはきたが、惚れるほど素敵な店にはまだ出会っていない。


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そんなカフェには結構こだわりのある私も、
正直、ウィーンへ珈琲を飲みに行くと偉そうに言っても、じゃあ珈琲の味がわかるのかと言えば誤魔化すしかない。

美味しいと感じれば、それが美味しい珈琲なのである。

浅煎、深煎すら意識したこともなかった。
苦ければ砂糖とミルクを入れる、それだけ。(笑)


しかし今思えば、その苦味もいいかげんだった。

苦いのが苦手と思い込み、たぶん浅煎か中煎を飲むことが多かったように思う。
では珈琲の持つ酸味を満喫していたのかというと、それもあんまり。

とにかく、居心地のいい雰囲気ならばそれでOK、味ではなく場所に酔うのが私だった。


だが最近出逢った隣町の珈琲専門店の、
「いろんな珈琲を愉しんでくださいな」というオーナーさんの一言に、私の珈琲生活が変わりそうである。

近々苦〜い珈琲にも挑戦するつもりだが、私好みは中深煎〜深煎だということが大体分かった。


ウィーンのザッハはどうだったかな?
ヘルシンキのカフェ・アアルトは?

私がこれまでで一番美味しいと感じた、オーストラリアはアリススプリングスの街角の珈琲色したカフェで飲んだ珈琲の味はどうだったろう?

思い出そうとしても鮮明じゃないのが悔しいが、私が「ふむ」と思うのは、やはり酸味より苦味のある珈琲だった気がする。


ほんの少し意識するだけで、珈琲の奥深さにちょっぴり感動してしまった。


昨日淹れてもらったエチオピアンモカは飲んだ後、かすかに苺味が口の中に広がった。

イチゴ味?

「面白いでしょ?」と言うオーナーさんこそが、私の反応を面白がっているようだった。


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車を買った☆

日曜日、わが家に新車がやってきた。

新しい車を購入する時って、他の人はどんな気分なんだろう?
やっぱり嬉しいって思うものなんだろうか?

私はこれまで乗っていた愛車のダイハツ・ミラジーノとの別れが非常に寂しく、できればまだ買い替えたくはなかった。
だが年末に一度エンジントラブルがあり、消費税UPも後押しして、家族一同の説得に負けてしまった。


ミラジーノは私の初代愛車であり、当時飼っていた愛犬の名前を付けていた。
その名は「サンチェ」。

過去の日記にも記したことがあるのだが、愛車を買ってすぐに天国へと旅立ったサンチェに代わり、いつも私の傍で私と一緒に走ろうね、、、そう願いを込めて名付けた車だった。

サンチェに守られて10年半、事故もなく、まるで私と一心同体のように走ってくれた。
お別れが辛くて当然だよね。



新しい愛車には「ヨンサマ」と命名。
私を知ってる方なら、それは韓流スターのぺ氏ではなく、私の4匹目の愛犬の名前であると分かるだろう。

もっともっとヨンと一緒に居たかった。 ヨンと一緒に遠出したかった。

そんな思いから、そう名付けてみた。

新車はダイハツのミラココア。
前職場の友達が気づいてくれるようにとジーノと同じナンバーにした。


天国でヨンがサンチェに言ってるかな?
「お兄ちゃん、長い間お疲れ様。 今度は僕が頑張るね」って。

そんなことを思っていると、ジーノへの未練が薄れ、新しいココアがとても愛しく感じられるようになってきた。


新車には、これまで飼っていた3匹の愛犬達の遺毛(?)を乗せてある。
走りながら、みんなが後ろからついてきてくれるような、、、そうだったら嬉しいのにな。



写真は、隣町をドライブ中に思わず息を呑んだ昨日の夕陽。

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2014年、明けましておめでとうございます!

2014年、明けましておめでとうございます。

今年も何卒よろしくお願い申し上げます。



エスプレッソ片手に、ゴディバチョコを齧りながらのご挨拶。(笑)

お正月ということで、ミーハーにも期間限定 午モチーフの新年ゴディバチョコを買ってみた。
なんかブランドだけになびく おばちゃんだよね、私。(爆)


さて、香川といえば白味噌に餡餅入りの雑煮が定番なのだが、私はこれまで一度も口にしたことがなかった。
味噌汁に餡子と思うだけで、白味噌に餡の色が溶けるのを想像するだけで、ちょっと胸やけしそうだったから。

しかし私も讃岐人、ここらで一度は食しておかねばと、本日 生まれて初めて挑戦してみた。

すると、これが意外とよく合う。
特に、酢で味を引き締めたお節料理と一緒に食べると かなりいけるのだ。
讃岐人、昔からなかなか味覚に優れているじゃないかと思ったり。(笑)


というか、昨年特に感じたことがそれだった。

自分の育った土地で、同じように育てられた野菜や果物、そして身近に獲れる海の幸・山の幸を、
昔からその土地で受け継がれてきた味付けで食べるのが一番健康に良く、延いては自分を幸せにする一番の近道だということを身を以て実感したのだ。

身体だけじゃなく、心の状態も日頃口にするものにどれだけ影響されているか。

昨年、毎日が楽しくて楽しくて仕方なかったのは、もちろん良い人達に恵まれたことも大きいが、
まず食べ物を改善したことが底辺にあったのではないかと思っている。

なので、今年も食を大切にすることを一つの目標に掲げたいと思う。


な~んて言いながら、ゴディバなんだけど。(爆)

されどゴディバにあやかって、甘い年になってくれることにも期待して☆(笑)

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2013年が終わる。

職場で綺麗な羽子板の飾り付けをしながら、日本のお正月らしいなって、日本のお正月もいいなぁってしみじみ思った。

去年、10年ぶりの日本での年越しであったが、なんとなくピンとこなくて、やっと今年 日本人に戻れたような気がする。(笑)

あんなに贅沢に思えた海外での年越しより、今は気持ちを正して穏やかに迎える日本の年越しの方がずっと自分らしく、そして大袈裟かもしれないが新年への覚悟が持てる気がする。
たぶん、それはあらゆる意味で、私がそろそろ落ち着いてもおかしくない年頃だからだろうか。(笑)


今年は9月より新しい環境がスタートした。
信じられないほど毎日が楽しく、介護の現場に居ながらもキツイと感じたことは殆どない。
以前は不安だった健康面も、主治医の先生が「信じられない」と思わず疑ってしまうほど今のところ不安なし。

20代の仲間に囲まれて、まるで自分まで若返ったような(笑)、こんなに笑って仕事できる環境があるんだなと、驚きながらも感謝している。

そんな愉快な日々ではあるが、常に心がけていることがある。
それは、「今を積む」ということ、目の前のことを一生懸命するということだ。
そして、利用者のお年寄りさんに事故がなく、その日を無事に平和に過ごせることを祈りながら仕事に向かうことが日課となった。

福祉の世界はそれだけではないが、まだ入口に立ったばかりの私にできることを一つ一つ丁寧に積み上げることこそ、今後に繋がると信じている。

「あんた、優しいな。」 そんな嬉しいことを言ってくれるお年寄りもいる。
今はそれでいい。


恵まれた職場、そして幼い頃より私を育ててくれた風景の中で生きることを許されている今、
それがどれほど有難いことか、こんなにも噛みしめられるようになった。

だから、不思議なことに今の私に遠くへの憧れは一切ない。(笑)

それよりも、この仲間の中で居たい、見慣れた景色のどんな小さな移ろいも逃さずに見ていたい、
そんな思いが沸々と湧きあがる。


毎朝、少し遠回りをして、瀬戸内海を眺められる道をドライブしながら職場へと向かう。

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世界にはもっと碧く、もっと美しく、もっともっと雄大な景色は数えきれないほどあるのだが、
これほど優しく包みこむような温かさで見守ってくれる景色を他に知らない。


いつものあいさつなら どうぞしないで

言葉にしたくないよ 今朝の天気は


生まれた街の匂い やっと気づいた

もう遠いところへと ひかれはしない


街角に立ち止まり 風を見送った時 季節がわかったよ


荒井由実『生まれた街で』



私の生まれた街は高知なのだが、2歳から香川で育った私にとって この歌詞にある「生まれた街」は今も住んでいるこの町だ。

昔から好きだったユーミンのこの歌詞の深さをやっと理解できるようになったのかと、ちょっぴり嬉しかったりする。(笑)

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後2時間で今年も終わる。

こんなにも楽しかった年が過ぎていくのは寂しい気もするのだが、気持ちの上で静かに新年を迎える準備が整った今、来年はもっと素晴らしくなるんじゃないかと、都合よく思っている。(笑)

きっともっと笑顔が増すだろう。

そして、私の周りの人達の笑顔も増すことだろう。


2013年、今年も真にありがとうございました。
来る年も何卒 宜しくお願い申し上げます。


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素晴らしい出会いの多かった今年、とりわけ私を実の娘のように可愛がってくださる ある奥様と半年ほど前に知り合った。
この豪華で美しいお節料理は、その奥様の手作り。
昨日 私の家まで届けてくれたものだ。

「食べた後のお重も貰ってくださいね」と、そのお重箱は40年ほど前に奥様が北九州から香川にお嫁入りした際に持って来られたもの。

日本のお正月の美しさに、改めて深く感謝したい。

10月。

季節が飛ぶように過ぎて行く。

介護職に再就職して早ふた月。
夜勤にも入るようになり、てんてこ舞いになりながらも毎日若い仲間に囲まれて楽しく働いている。


あ、今月は母の入院、手術もあったので、家、職場、病院が私の全てであった。

幸いにも手術は思った以上にうまくいき、病院は私の勤め先のすぐ隣りという立地に恵まれ、私にとっても心身とも負担が少なかったことは有難い。

入社早々 有給休暇も与えられており、それを気持ちよく取得させてくれた職場にもとても感謝している。



珍しく、自分としては精いっぱいの日々。



「忙しい」とはちょっと違う。


目の前のことに一生懸命になっていると、あまり「思い出す」ってことしないんだな。

もちろん、まだ余裕がないというのもあるのだろうが、「今を一生懸命」ってなんか気持ちいいものだ。




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長い夏休みが終わった。

冷蔵庫を隅から隅まで掃除した。

とりわけ冷凍庫はおかずの作り置きを入れるため、要らないものは全て処分。
だが、広い空間に冷気を感じたのも一時、今は中身が詰まった透明の容器がぎっしり並ぶ。



長い夏休みが終わった。

丸一年の空白を経て、9月から隣町の老人ホーム(特養)で介護をすることになった。

昨日、「2日からお願いします」と事務員さんより電話があった。
お世話になるのはこちらの方なのに、大変恐縮である。

新しい職場は、これ以上ない最高の形で私を迎えてくれる。
昨年退職した施設の先輩達も、今も変わらない優しさと愛情で私を応援してくれ、背中を押してくれる。
どちらの愛情を思っても涙が出そうになる。

新しい場所で精いっぱい努めることが前職場へのご恩返しにもなるだろう。
私は再就職先の施設を大事に大事にしていきたいと思っている。


これまでも事務職ではあるが福祉の世界に身を置いてきた。
だが、これからは現場に復帰だ。

長年 事務をやっていて思う。 
大変なこと、汚いこと、しんどいことが多いのも現場ならば、笑いが多いのも現場だ。
直接、利用者の手足になれるのが現場なのだ。

今年 介護福祉士の資格を取って、改めて介護職とはプロなのだと痛感した。
やろうと思えば誰にでもできるのが介護であるが、我々はプロフェッショナルでなければならない。
その奥を知ろうと思えば、地球の裏側まで地面を掘っても辿りつかないだろう。(笑)

不安? もちろんなくはない。
だが、不思議と楽しみに思う気持ちの方が多い自分にちょっぴり嬉しい。



新しい職場には給食がないので、今日は半日お弁当のおかずを作っていた。
たぶん、仕事に慣れるまでは毎日疲れて弁当どころではないだろうから。

だが、日頃しないことをすると段取りが超悪い。(苦笑)
10種類ほど作ってクタクタになった。(笑)

ハンバーグは10個捏ねた。 コロッケも8つ丸めた。 肉巻きは8つ巻いたかな。
あ、肉ばかりだと思われそうなので、、、先日貰ったゴーヤで作ったキンピラがなかなかイケる。

ハンバーグの空気を抜きながら、、、
ずっと温かいものを出してくれた前職場の調理員の皆さんや、果ては学生時代の給食のおばちゃんにまで感謝の気持ちが沸き上がった。(爆)


仕事の不安? それよりも毎日のおかずの内容を悩んでいる。
目標は、コンビニ弁当はもちろんのこと冷凍食品を一切使わないこと!
 

なんか ずれてるような気もするけれど(笑)、明日は明日の風をめいっぱい楽しもうと思っている。

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