I love Salzburg

旅先の大切な思い出を綴っています  since Sep. 1, 2007
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picchukoの正体。

大学時代、中国からの留学生、露さんにこんなことを言われた。

「picchukoさん、砂漠へ行ったことある?
もしまだだったら、人生観 絶対に変わるから、一度は必ず行くといいよ。」

その時は自分が外国と縁があるとは思っていなかったし、日本を出たいと思ったこともなかったので、ふ~んって聞き流してた。


だが、それから8年後、モンゴルはウランバードルへ飛ぶ途中、飛行機の窓からゴビ砂漠を見た。

それが生まれて初めて見た砂漠だったと思う。

露さんはこの砂漠を見て人生観が変わったんだろうか?
砂というより、乾燥した茶色い大地を見降ろしながら、彼を思い出していた。


二度目に思い出したのは、さらに1年半後、オーストラリアへウルル(エアーズロック)を訪ねた時のことだ。

それが、私が初めて降り立った砂漠だった。
オーストラリア大陸の中央部に広がるシンプソン砂漠だ。

どこまで車を走らせても延々と続く赤土の砂漠。
ドライバーのスコットは、大きなフロントガラス越しのパノラマに、「ごらん、これが僕のオフィスさ!」と自慢した。

確かに、凄い!と思った。 
しかし、その時はまだ露さんの言う「人生観を変える」ところまでは感じなかったように思う。


それからしばらく、私は砂漠へ行くこともなかったし、彼の言葉を思い出すこともなかった。

それが昨年の暮れ、NHK紅白歌合戦を見て思い出した。

MISIAである。


摂氏50℃のアフリカはナミブ砂漠から、民族衣装を着たMISIAが熱唱した。


砂漠が凄いのか、彼女が凄いのか、


その時、私は露さんの言葉のほんの一部をやっと理解できた気がした。

人生観を変えるほどの感動は、心が感動するレベルではない、魂が震えるんだということを。


しばらく邦人歌手の曲を聴かなかった私が、それを機に彼女のCDを買った。

2月20日まで待てばデビュー15周年のベストアルバムが発売されるのだが、それまで待てなかった。


彼女の描く詩も、彼女の歌唱力も素晴らしい。

地球を感じるし、宇宙を感じる。

とりわけ気に入ったのが、『飛び方を忘れた小さな鳥』。

今日ご機嫌だった私は、お風呂に入りながら歌っていた。


そして、気付いた自分の正体。

そっか、私って地球人という宇宙人だったんだ。(爆)

地球も太陽系も超えた大きな銀河系という船に乗ってる自分が想像できた。



空を翔ける飛行機 窓から見下ろす雲は雪のよう
あなたの住む場所へと向かって この心は揺れています

季節も時間も 全て変わっていく
ねえ見てよほら オリオンが地平線に輝く

飛び方を忘れた鳥のように 僕は何かを見失って
傷ついたその場所から生まれ出た 痛いほどの幸せを見つけた

すり抜けていく幸せ程 儚い夢とは知らずにいた
すれ違いや憤りに そっと瞳をそらしていた

季節も時間も 追いかけてみよう 
ねえ見てよほら 太陽が昇る淡い空を

飛び方を忘れた鳥のように いつか何かを見つけたなら 
気がついてその場所から生まれ出た 痛いほどの幸せに きっと

飛び方を忘れた鳥のように 僕は何かを見失って
傷ついたその場所から生まれ出た 痛いほどの幸せに 今 気付いて



*You Tubeで見つけた、トルコ人が歌う『飛び方を忘れた小さな鳥』
不覚にも、出だしに一瞬だけ笑ってしまった。。。

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The Prayer...

お友達からクリスマスプレゼントが届きました♪

「私もつい数週間前に知ったばかりなんだけど、たぶんpicchuちゃんが好きだろうと思って。^^」
お礼の電話に、そう答える彼女。

彼女が送ってくれたのは、11歳の天才歌姫 Jackie Evancho(ジャッキー・エヴァンコ)のアルバムでした。

ジャケットにはまるで天使のような少女の姿と、私好みの曲名がずらり。
ホント、どうしてこんなにも私の好みずばりが分かったんだろうって、思わず飛び上がりそうになりました。

初めて聴く歌声、
11歳なら、きっとまだ幼さが残る可愛らしい歌声かしらと耳を澄ましていたら、

まるで成熟したヴィーナスの歌声が流れてきて、その美しさと表現力に心の底から驚きました。

これが11歳の声?
信じられないほど、大人なのです。

そして、吸い込まれそうになるほど清らかで、自分を失いそうなほどジャッキーの歌声に聴き惚れてしまいました。

どれもこれもお勧めなのですが、私が思わず泣いてしまいそうになった一曲、


今年のイブに相応しい「A Mother's Prayer(with Susan Boyle)」を皆さまにも送ります。

I pray you'll be our eyes
And watch us where we go
And help us to wise
In times when we don't know

A world where pain and sorrow will be ended
And every heart that broken will be mended
And we'll remember we are all God's children
Reaching out to touch you
Reaching to the sky

Needs to find a place
Guide us with your grace
Give us place so we'll be safe




  *:*:*:*:* Merry Christmas *:*:*:*:*

気分はMexico~♪

数々の美声はあるけれど、私の魂にピッタリくる歌声の持ち主はイタリアが生んだ『 フィリッパ・ジョルダーノ 』ただ一人です。

少しハスキーで厚みがあって、本格的なオペラファンには賛否両論があるようですけど、
彼女のセクシーかつ大胆な歌い方が、私の奥深くにある熱い部分を呼び醒ましてくれる、そんな気がするのです。。

ユーミン一色だった私が洋楽を聴くようになったのは、彼女の1stアルバム「Filippa Giordano (イタリア国内では「Passioni」」と出会ってから。

新しいアルバムが出る度に、次はどんな歌を選ぶのだろうか、どんな風に名曲をアレンジするのだろうか、
そんな私のワクワクした想像を遥かに超えて、そして意外性をもって、絶対的な迫力で私に迫ってくるのが大好きでした。

1stアルバムが発売されたのが2000年のミレニアムですから、今年でちょうど10年になります。
それは、10年間も私は邦楽を一切 聴いていないことをも意味します。(笑)

彼女と出会わなければ、きっと愛する『 IL DIVO 』の素晴らしさも気付くことはなかったでしょう。

『 ケルティック・ウーマン 』も澄んだ美しい歌声で私を魅了してはくれますが、
それは切なく胸を締め付けることはあっても、そこから生まれてくる熱く高ぶる気持ちはありません。

ブログを始めた当初にも書いてありますが、私は" 熱い人 "が好きです。
そして、それに気付いたのも、彼女の歌声と出会ってからでした。


2000年に国際的にデビューをした後、2002年に2ndアルバム「Il Rosso Amore」を、
その後 活動拠点をアメリカに移し、2005年に「Prima Donna」を発売した彼女。

それ以後、ぱったりと新しいアルバムが登場してこないことに、私は寂しさと不安を感じていました。

出すアルバムごとに賛否両論が飛び交い、それに疲れて歌を止めてしまったのではないかしら、、、
デビュー当時、千年に一度の歌声と絶賛された彼女ですから、決して歌うことを止めるなんてありえないとは思いつつ、
ここ数年、私はず~っと新しい作品を待ち続けてきました。


2ヶ月ほど前のこと。
何を思ったのか、ふと彼女の今を探そうと、ネットで検索してみました。

ただ待つだけなんて、彼女のアルバムが3枚きりだなんて、それはあまりにも寂し過ぎたから。

すると、海外ではちゃんと発売されていたのですね。

しかも、今回の作品は、これまた想像だにしていなかった新しい世界。
ますますラテン色が濃くなって、メキシコを意識し出した私の心を読みとっているかのような、そんなアルバムに仕上がっておりました。

その名も『 Con Amor a Mexico 』!

Filippa Giordano.jpg

輸入盤を手にして以来、私は彼女一色です。
一足お先に、気分はMexico~♪って感じでしょうか。(*^^*)

You'll never walk alone.

もうクリスマスシーズン到来なのね~。
朝、職場の玄関に飾られた赤いポインセチアが目に入りました。


山々の紅葉もまだこれからなのに、なんだか気分だけが浮かれてしまって、車の中では一足お先にクリスマスソングを流しています。

数あるクリスマス・アルバムの中で、私の最もお気に入りが Hayley Westenra(ヘイリー)の2nd(NZ国内において)アルバム『 My Gift To You 』。

以前にも書いたことがありますが、
それは私のニュージーランドの思い出そのものでもあります。
('08.06.11日記)


生まれて初めて海外で迎えたクリスマスは、2001年 クライストチャーチの真夏のクリスマスでした。

11月下旬の日曜日、メインストリートであるコロンボSt.ではクリスマスパレードが繰り広げられ、
12月頭の土曜日には、ノースハグレーパークでクリスマス野外コンサート。
イヴの夜は、市の中心部にあるヴィクトリアスクエアにて、多くの市民が集まってキャンドルサービスが厳かに行われました。

クリスマス当日は街の全てがひっそりと、それぞれの家庭の食卓でキャンドルが揺らめいていたはずです。

そういえば、クライストチャーチのクリスマスは、街全体でお祝いしていたことに気が付きました。
派手な飾り付けはなかったけれど、
隣りになったあの人も、あのおじいさんも、あの坊やも、みんなで微笑みを分かち合いました。

そんな温かなクリスマス。
ヘイリーの歌声は、クライストチャーチ市民の心に染みわたっていきました。
その年にNZ国内でデビューを果たしたヘイリーは、まさに神様から賜った天使のような存在でした。

*

ヘイリー.jpg
このアルバムは、ヘイリー 13歳の時の作品です。
その澄みきった歌声は、まさにクリスマスの雰囲気にぴったり。
私にとって、IL DIVOの「The Christmas Cllection」にも勝ります。(笑)

汚れなき天使の歌声で、聖なるクリスマスの気分を高めてみてはいかがでしょう…。^^


そのアルバムの中から一曲を、、、「You'll never walk alone」

この曲は、1945年のミュージカル・回転木馬(Carousel)のためにリチャード・ロジャーズとオスカー・ハマースタイン2世によって製作されたものです。

~ ♪ When you walk through a storm
 Hold your head up high
  And don't be afraid of the dark
 At the end of the storm
 There's a golden sky
  And the sweet silver song of a lark

  Walk on, through the wind
   Walk on, through the rain
    Though your dreams be tossed and blown

  Walk on, walk on, with hope in your heart
      And you'll never walk alone
             You'll never walk alone ♪ ~

(嵐のなかを進むなら 顔を上げて前を向こう 暗闇を恐れることはない
 嵐の向こうには青空が広がり 小鳥の優しく澄んだ歌声が聴こえる

 風に向かって進もう 雨にうたれても歩みを止めず
 たとえ夢破れようとも進むんだ

 希望を胸に抱いて行こう 君は独りぼっちじゃない 君は独りぼっちじゃないんだ)


この秋にもヘイリーの新しいクリスマスアルバムが発売されましたが、この曲は収録されておりません。


*

ちなみに、私の一番好きなクリスマスソングは、ロイヤル・ガーズメンの「Snoopy's Christmas」 ('07.12.21日記)
可愛いスヌーピーの背景に、第一次世界大戦の「クリスマス休戦」が込められた、奥の深い一曲です。^^


* * * * * * *


やっとパスポートの更新が終わりました。
これで無事に息苦しい日本を脱出できそうです。(笑)

今回の行き先はハンガリーのブダペストですが、

どうか新しいパスポートもザルツブルクと深い縁がありますように。。。

その願いを込めて、ホーエンザルツブルク城塞の写真を挟んでいます。(^^*)

「Golden Dawn」

もう9年近く前のことになりますか、、、。

岡山市立オリエント美術館のカフェ・イブリクで、午後のゆったりとした時間を過ごしていました。
私はここで戴くブレンドコーヒーがたまらなく好き☆
喫茶イブリク.jpg
(オリエント美術館HPより)

少し暗めの照明と、穏やかで柔らかな物腰のママさん、挽きたての珈琲の芳ばしい香りが漂う小さな空間。
オリエンタルな雰囲気ながらも、少しラテン的な色調も感じられます。

珈琲にはウェッジウッドの器を、紅茶はロイヤルコペンハーゲンの器に注がれて、
熱いゆげを揺らめかせながら運ばれてきます。


その日、イブリクで流されていた音楽はラテン調のヴァイオリンでした。

お馴染み「カルメン」の曲が、少しフレンドリーに姿を変えて陽気に踊っています。
そうかと思えば、どこか哀愁を匂わせた調べへと変化をし、珈琲の香りと混ざり合って独特の味わいを感じさせてくれました。

当時、私はフラメンコを習うほどスペインの魅力に夢中でした。
未だ足を踏み入れたことのない憧れの国、ますます空想は膨らみます。

「この音楽、素敵ですね。どなたのCDなのですか?」
「川井郁子さんってご存知? その方のデビューアルバムだそうですよ。」

今ほどその名前は世間に知られていませんでした。

「川井郁子さん?」
「ええ、すぐそこのシンフォニービルのショップでも、このCDを売っていますよ。」
ママさんの低いトーンのその声も、このカフェにはよく似合います。


帰り道、私は彼女のCDを初めて手にしました。
自分と同じ郷里から登場した新進音楽家を見つけたことも喜びでした。

それまで、ヴァイオリンのみの音楽を聴いたことのなかった私でしたが、以来、ふと黄昏時などに流しています。

10曲中6曲は彼女による作曲。
すでに古いアルバムではありますが、川井郁子さんの原点でもあり、燃える情熱をのぞかせる良質のメロディがおススメ。


その中でも、特に私のお気に入りが、
「地平線から徐々に黄金色に輝きを増してくる、果てしない砂漠の夜明け」を表現したという彼女のオリジナルの一曲、『Golden Dawn』です。

http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A014783/VICC-60177.html

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