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旅先の大切な思い出を綴っています  since Sep. 1, 2007
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ゴディバと、旅の思い出。

2005年ということは、もう10年も昔のことなのか。

ブリュッセル中心部、『グラン・プラス』という大広場から少し路地裏に入った処だったと思う。

ブリュッセルを訪れた人なら検討がつくだろうか。
確か、ブリュッセル一の有名人『小便小僧』の近くだったと記憶している。

美味しそうな匂いが鼻をくすぐった先に、店先で焼き立てを売っているワッフル屋さんがあった。


それは、ほっかほかのワッフルにとろけたチョコがまぶしてある。


甘さと苦味の絶妙なバランス。


一口食べただけで口の中から全身に幸せが広がる。(笑)
それくらい美味しかった。


ところが、2口目に行こうとして手が止まった。

あまりにもチョコがとろけ過ぎて、次に口へ持っていったなら、間違いなく白いコートにチョコレートがついてしまう。

ワッフルを持たない手には荷物。
さほど治安の悪くないブリュッセルでも、路地裏で荷物を足元に置くのは不用心だろう。


チョコか、コートか。

コートか、チョコか。



迷っている間もチョコレートは手から溢れでそう。
真剣に、真剣に悩んで、その時の私はコートを選んだのだった。


ゴディバ.jpg



本日、戴きもののゴディバのチョコに胸弾ませながら、そんなベルギーでの思い出が蘇った。

あの時、あのワッフルを捨てるしか方法はなかったか?

未だ悔やまれるが(笑)、それでも今目の前にゴディバがある。 
チョコ好きな私には、それはとても嬉しいこと!



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大切なのは「トイレ事情」!

*ブリュッセルのある日の午後。
【欧州最古かつ最高級のアーケード街、"ギャラリー・サンテュベール"入り口にて '05.01.01】


今日の話は、('08.01.08日記)『タリスを止めた女☆』の続編であり、一昨日('08.04.23日記)と同じく『~を探して三千里編』でもあります。^^


「ノートルダム大聖堂」を後にした私は、正月元旦のひっそりとした街中を歩いてアントワープ中央駅へと向かいました。
途中 道に迷った私は、近くの男性に駅への行き方を尋ねたものの"さっぱり"分からず、、、
バスの運転手さんに聞こうとしても、「すぐそこだよ。」と相手にされず、、、。
迷いに迷って何とか駅に辿着きました。

オランダのアムステルダムから、特急列車タリスの始発と最終での 無謀とも呼べる"ベルギー日帰り旅行"。
時間のない中で、ふと気が付けば太陽は真上に昇っていました。
私は駅構内に駆け込みます。

アントワープからブリュッセルまで1時間弱、今度は普通列車に揺られます。

目的地はブリュッセルの「グランプラス」。
それは世界一美しいと称賛された、壮麗な建物に囲まれた欧州屈指の広場です。(1998年、世界遺産登録)

グランプラスの最寄り駅はブリュッセル中央駅。
*タリスでブリュッセルに行く場合は、この中央駅には停まらないので要注意です。
ターミナル的性格が強い南駅から一駅のところにあります。

ブリュッセルが近づいて来ると、列車の中はどんどんと混み合ってきました。
乗車口付近は特に混雑しています。

中央駅に着いた時、最もドア近くに立っていたのはイスラム系らしき身なりをしたご夫婦と小さな子供でした。
列車から降りる時、彼らはドア開閉ボタンを押さなければならないことを知らないのか、「なぜ? なぜ開かないの?」と焦りを隠せない様子。

それに気付きながらも私は、人混みのせいで簡単に彼らの下に近づくことができません。

周りの人達がザワザワし始めました。
他の誰かが彼らのパニックに気付いた時にはすでに遅く、列車は中央駅を後に走り出しました。

私にとっては、たった半日間で2度の乗り越し。。(―_―;;)

次の南駅で下車した私は、引き返す列車までの時間、ぐるっと構内を見て回りました。

「今日はついてない。(;_;)」、そう思ったこの出来事、実はこの後、《塞翁が馬》となるのです。


中央駅到着後、まずグランプラスを訪れた私は、少しトイレに行きたいと感じました。

どこかに公衆トイレはないかしら、、?
広場を一回りするも、それらしきものは見当たらず。

お腹も空いてきたのでレストランでトイレを貸してもらいましょう。
そうしましょう。そうしましょう。(^^)

客引きの賑やかな『イロ・サクレ地区』にある、一件の老舗レストラン。
気さくなお兄さんにニューイヤーのシャンペンをサービスしてもらい、一緒に仲良く写真まで撮りました。
しかし、すっかり馴染んだのが裏目に出たのか、なんとなく「トイレに行きたい」とは言い出せず、、。

レストランを出た私はトイレを求めて中央駅へと向かいました。

さほど大きな駅ではないけれど、トイレはとても地味に分かりにくい場所にあります。
やっと見つけたにもかかわらず、「故障中」☆(ToT)(ToT)(ToT)

あぁ~ん、やっぱりレストランでお願いすれば良かったぁ~。。。><。。

又もや当てもなくトイレを求めてさ迷う私。。
当たり前ですが、誰も代わってはくれません。(T_T)

その時に天からのお告げか、数時間前に何気に見て回った『南駅』構内が脳裏に浮かんだのです!!
(>_<) 神様、感謝します! (>_<)

私は列車に飛び乗りました☆
我慢に我慢を重ねた私の救世主は南駅のトイレでした!
ですが、私にとって用を足してしまえば、後は全く用のないこの駅、すぐさま中央駅まで戻りましたけど。。(^_^;)

旅先では、『トイレ事情』は最重点事項です! 要チェックです!!

『タリス』をとめた女☆

*ベルギーのとある駅 (アントワープからブリュッセルへ向かう途中にあります。)【'05.01.01】
結構 広い駅だと思うでしょう?
でも、この日は誰もいない、猫の子一匹もいない、寂しい風が吹いていました。。


「ザルツブルク」の旅日記に戻す前に、私が迎えた新年で、最もドキドキしたお話をしますね。

それは3年前。
オランダのアムステルダムで年を越した私は、「ゆかち」さんお薦めのブリュッセルにある「グラン・プラス」へ向かう為、新年一番の列車に乗ったのです。

その途中にあるアントワープは、「フランダースの犬」の舞台であまりにも有名な街。

ネロとパトラッシュが最期を迎えた「ノートルダム大聖堂」と、その中に実在する「ルーベンスの3枚の絵」。

欲張りな私の当初の予定では、ブリュッセルの帰りにアントワープにも立ち寄るというものでした。
それを考慮して、お馴染み旅行会社のMさんに新幹線『タリス』のチケットを往復手配してもらい準備OK。

ところが、日本からオランダへ向かう長い飛行機の中、私は気付いたのです。

夕方にアントワープ入りしても、日が短いこの時期、きっとノートルダム大聖堂の美しさがよく見えない、、。
*この大聖堂はフランドル地方最大のゴシック建築で、それはそれは見事なものです。

ならば、ブリュッセルへの行きしにアントワープで降りましょう、そう決めました。

前日の2004年12月31日、東京駅のモデルでもあるアムステルダム中央駅でチケットを変更しようとしました。

駅員さんは怪訝そうな表情で、「列車の中で話して下さい」。
まっ! ちょっと感じ悪いわよ、あなた!(`ヘ´)


正月一番、アムステルダム中央駅には大勢の人達でごった返していました。
色んな人種の方達がいます。

ヨーロッパでは初めての長距離列車。
生まれて初めて鉄道での国境越え。

私はいつも以上に興奮していたことでしょう。

贅沢に『タリス』1等車の席を選んでいます。

うふふ。 なんだかお嬢様にでもなった気分です♪

列車に揺られること数分。
"由美かおる"似?!の綺麗なお姉さん、フランス人の係員さんがチケットの確認に来ました。
私はアントワープで降りたい旨を伝えました。

彼女は笑顔でチケットをチェックし、
「ここに変更を書いておくから、またアントワープで乗車した時に見せてちょうだい」。

その後、
さすがフランスを走る列車、長身のハンサムさんが「ボンジュール、マダム~☆」と朝食を運んで来ます。

1等車に乗って良かった!!(*^0^*)
すごく優雅な感じです。(でも実際は機内食みたいなものですが、、気分の問題?)

満足な時間も流れ、アントワープ着。

私は列車から降りようと乗車口に立ちました。
ドアを開けるためのボタンを押しました。

! 開かない ! ! 開かない ! (°д°;;) 何度 押しても開かない。。

私は急いで隣の車両口へ行きました。

Too late...。

プシューッ、、発車オーライ!

きゃぁぁ、出ちゃったよぉ!!\(◎o◎)/

それを見ていた一人の女性も私を見て苦笑い、そして言いました。
「Too late.」


肩の力を落とし、元の席に戻りました。
それしかないですものねぇ。
やっぱりアントワープは帰りにしよう、、。

その時、先ほどの"由美かおる"似のお姉さんが飛んで来ました。
「ごめんなさい。降りられなかったわね。」
「アントワープではこの車両のドアが開かないことを言い忘れていたわ。」

どうも、この車両に座る人はブリュッセル行きの人ばかり?

彼女は私に付いてくるように言いました。

「あなた、アントワープへ行きたいのよね。」 彼女の勢いに、ただ頷く私。

「大丈夫。すぐに引き返せるわ。」
何がなんだか分からない私、でも彼女に付いていくしかないようです。

彼女は"???頭"の私を横目に誰かと電話でお話中。
どうも運転手さんらしい??

「この次の駅で止めてもらうから。大丈夫よ。」

えぇぇぇぇぇ~~!\(◎o◎)/
『タリス』をとめるのおぉぉぉ~~~!\(◎o◎)/

『タリス』は日本でいう新幹線のようなもの!!
その『タリス』を臨時停車させるというのです!!
それも私ひとりのために。
それも、私のちょっとした思いつきのためだけに(これは決して言えませんよね、恐ろしくて言えません)。

とある駅が近づきました。
『タリス』は減速します。

"由美かおる"似のそのお姉さんは、「大丈夫」という視線を投げ掛けてくれます。
( ̄○ ̄;) ( ̄○ ̄;)

「気をつけて行くのよ。 向かい側のホームだからね。」

『タリス』、停車。
彼女ともう一人の係員のお姉さんは、列車から乗り出すように手を振ってくれました。

プシューッ。ドアが締まります。

私も大きく手を振ります。
彼女達も私が見えなくなるまで、列車のドアから手を振り続けてくれていました。

信じられない出来事。
あまりにも親切すぎますよね。
今も彼女の笑顔をはっきり覚えています。


で、はたと周りを見回すと、、
当然のことながら、『ここは、どこ???(・_・;)』

又もや、( ̄○ ̄;) ( ̄○ ̄;)


余談ですが、これほど苦労して行ったアントワープの「ノートルダム大聖堂」。
元日の朝だった為なのか、ドアにはしっかりと鍵がかかっていました。
そのひっそりとした街に又も呆然と佇む私。

大聖堂の隅で作業しているおじさんに聞きました。
「いつ、大聖堂は開くの?」
「さぁね、いつかねぇ。。」
( ̄○ ̄;) ( ̄○ ̄;) ( ̄○ ̄;)

まぁ、私の旅はこんなものですけど。。( ̄○ ̄;)


改めまして、『タリス』のお姉さん、運転手さん、ご乗車のお客様達、
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

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