氷水をキュッと一口。

その昔、7歳の空海(弘法大師)が山頂で大請願を立て、断崖絶壁から身を投げたという我拝師山へ歩いて登った。今日は母の通院日で、病院の送迎の待ち時間にちょっと・・・と思い立ったのだが、今でも何故そう思ったのか謎である。(笑)この山、決して高くはないのだが超急勾配で知られており、途中何度も引き返そうかと迷った。どうしてこんな急な山、登ろうと思ったのか。だが、一度諦めたらもう永遠に登らないだろう。それにし...

高野山。

6月6日の午後11時半、車に母と愛犬2匹を乗せ、まるで夜逃げでもするかのようにこっそり家を出た。近所の家々はすでに寝静まっている。けれど土曜の夜だったからか、県道沿いのファミレスでは多くの頭が窓ガラス越しに見えた。「余裕があるから高松までは下道で行くね。」午前2時55分に徳島港発の船に乗るには2時頃徳島に着けばいい。行き先は和歌山。和歌山港から再び車を2時間ほど走らせると到着する高野山が今回の目的だった。先...

続、四国遍路。

珍しい5月台風の影響で風が強まる中、お寺詣りに出掛けてきた。四国霊場第67番札所「大興寺」と、第68番「神恵院」、第69番「観音寺」の三ヶ寺へ。ちょっと恥ずかしい話。せっかく四国で暮らしているのだからと2009年2月から始めたお遍路さんだが、八十八箇所どころか(バラバラで)三十六箇所を巡った後はずっとほったらかしにしていた。お詣りに行ってもわざわざ納経所まで足を運ぶこともせず、という札所もいくつかあった。当初...

第83番 一宮寺(いちのみやじ)

'11.07.09参詣  香川県高松市この場所なら、グレゴリー・ペックはどう演じただろう?たとえ真面目にお遍路さんをするとしても、その合間に面白いものを探そうという気持ちに変わりはありません。(笑)私は、映画『ローマの休日』で有名な「真実の口」のあの名場面を思い出しながら、少しばかり首をひねりました。というのも、高松市の『一宮寺』には、「真実の口」ならぬ「地獄の釜」というものがあり、ここにも似たような言い...

再び、お遍路さん。

チリ~ン。チリ~ン。お遍路さんの持つ金剛杖に付けられた鈴の音が境内に響きます。その音に、私は汗ばむ暑さを忘れました。そして、この音を思い出すだけで、今も柔らかい線香の香りを感じられるのです。瞼には実際に目にしていない、想像の、けれど懐かしい景色が浮かび上がってきました。それは子供の頃に出会った絵本。確か、小学1年生の夏休みに、読書感想文を書くために読んだ絵本だったと思います。絵本の季節も夏で、開い...