まわたロール。

私が大学4年の時、あるボランティア活動で高校1年生の男の子と知り合った。当時、私が可愛がっていた女の子の幼馴染みで、ちょっとやんちゃな部分を持った、友人は多いだろうが、どちらかというと一匹オオカミ風の彼だった。そんな彼と仲良くなった経緯は詳しく覚えていないが、彼の家に遊びに行ったこともあるし、私が大学を卒業して地元に戻る時には送別会に手作りのケーキをご馳走してくれた。彼は小さい頃からお菓子を作るのが...

つながり。

11月6日の朝、美しいお花を抱えた男性がわが家の前に立っていた。見事なカサブランカにベージュのガーベラ、薄いピンク色したカーネーション、その優しい花達の向こうにある男性の顔は隠れていた。玄関を開けた母は、「こんなお花頼んでない!」と慌てたらしい。(笑)「今日がちょうど一周忌だと聞きまして。」それは、昨年父の葬儀でお世話になった町内の葬儀屋さんだった。早いもので、父がこの世を去って一年が過ぎた。その間...

父思う秋桜。

先週の日曜日、またも母と愛犬2匹を連れて彦根を訪れた。今年の4月に彦根城へ花見に行って以来、威厳ある天守閣にお濠の趣きといい、城下町の雰囲気といい、私も母も彦根をすっかり気に入ってしまったのだった。また、彦根といえば江戸時代、城主の井伊氏は茶の湯にも長けており、なので美味しい菓舗が沢山あるのも嬉しいところ。とりわけ私たちの好みと合ったのが老舗の「いと重」である。その代表銘菓である「埋れ木」は高松三越...

誕生日は雨の中、長谷寺詣で。

11月29日は私の42回目の誕生日だった。早いものだ。四十路に入ったばかりと思っていたら、もうその5分の1も終わってしまった。中身の伴わない年の重ね方をしてきたことへの後悔、年々増しているように思う。(苦笑)さて、先月受けたケアマネの発表は後10日足らずであるが、その合否に関わらず、私の思う資格の勉強を今年中にスタートさせるつもりだ。それは社会保険労務士である。もう随分と前から気になる資格であったが、ひと月...

しだいにお寂しく。

父が他界して20日足らず。院主さんの話にあった「しだいにお寂しゅうございます」の意味を噛みしめる毎日である。母方のおばあちゃんっ子であった私は、父と祖母の確執に次第と父への反発を抱きながら成長した。三姉妹の末っ子という甘えも人一倍あったのだと今ならわかる。だが、そんな我儘いっぱいの私に、父は最期を看取ることを許してくれた。そして入棺の際、足元でいた私に父は信じられないほど柔和で幸せそうな表情を見せて...