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旅先の大切な思い出を綴っています  since Sep. 1, 2007
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詐欺から助けた★名犬クリス★

うちの母が詐欺に遭った。


といっても、私が途中で気付いたので被害に遭うことはなかったが。


以下、母から聞いた話。

3日前の夕方のことだ。 電話が鳴る。
「突然、申し訳ございません。
日立新生ゴールドの木村と申しますが、そちらに、黄色い封筒は届いてませんか?」

母   「届いてませんけど。」
木村  「もし届いたら、その封筒を捨てずに置いていてくださいませんか。 その中身が大切で、色んなお宅にお願いしているんです。 そして届いたら、今から言う番号に電話してくれませんか?
06-6210-6211です。」
母  「分かりました。」


そして、昨日。 封筒が届く。
母は木村という人物に電話せず、そのまま放っておいたと言う。


そして、夜。

木村  「先日 お願いした封筒ですが、もう届きましたか?」
母  「ああ、届いてますけど。」
木村  「ちょっと中を見てもらえますか? その中にある申込用紙が当方に必要なので、明日の午前中に顧問弁護士を連れて貰いに伺っても宜しいでしょうか?」
母  「別にかまいませんけど。」
木村  「それと、もう一つお願いがあって、どうしても、今日中にその申込予約が必要なので、先に電話予約だけして戴きたいのですが。」

母は愚かにも木村という人物の言う通り、その封筒の送り主、金鉱山投資ファンドの会社に電話をし、予約する。
しかも、自分の名前で。
電話番号は、03-5962-9951

電話の相手は、新生ゴールド株式会社の山下という人物。
山下 : 「それでは、このご予約は日にちが経つとキャンセルできなくなるので、ご注意ください。」


そして、今朝だ。 日立の木村から電話があった。

木村  「今日 お伺いに参る予定だったのですが、顧問弁護士が脳梗塞で倒れてしまって、すぐに伺うことができなくなりました。」
母  「では、もうこの話はなかったことにしませんか?」
木村  「いやいや、それでは当方も困ります。 そう仰らずに。」
母  「いいえ、もうやめにしましょう。 私も昨晩から気になって嫌ですし。」


ここで、その木村からの電話で変に動揺している母に、私が気付いた。

電話を切った後、「何の話?」と聞いてみた。
だが、母は言葉を濁して話そうとしない。

しかし、私がキツイ口調で問い詰めると、黄色い封筒を持って来た。
それだけなら、ふ~んと流して終わったかもしれないが、何故かその封筒の宛名の部分と消印が押された切手部分が切り取られていた。
それは、どうやら何かあった時の為に証拠を残そうと切り取ったらしいが。

私  「なんで、ここを切ったの?」
母の返事からは、その場だけ言い逃れればいいという感じが見えた。
私は再び問いただす。

それでも、母は言葉を濁す。

そして、母は席を立ち、別の部屋から電話をかけ始めた。


私はもう一つの電話で、内容を盗聴することにした。

山下  「ですから、先日お話したように、これはキャンセルできないんですよ。 今日中に800万円入金していただかないと、請求書を送らせてもらいますよ。」
母  「では、その話は日立の木村さんとしてください。 私はお金持ってませんし。」
山下  「それなら、木村さんにそう言って戴けますか?」

胡散臭い、私は思った。


母は木村に電話する。

木村  「そう言われても、顧問弁護士さんの印鑑がないとお金下ろせないんですよ。 せめて、18日の月曜日にしてもらえませんかね。」
母  「じゃあ、直接 木村さんから山下さんに電話してもらえませんか?」
木村  「それをしたら、僕が会社を首になります。 電話の取り次ぎだけでもしてくださいよ。」
母  「そう言われても困ります。 じゃあ、木村さん個人からということで電話してくださいよ。」
木村  しぶしぶ、、、「分かりました。 では、とりあえず、僕の携帯から掛けますけど、待てないと言われたらどうしたらいいですか?」
母  「そんなこと言われても、こちらが善意でしたことがこうなるんですから、木村さんがなんとかしてください。」

一旦、木村との電話を切る。


5分後、山下からの電話。

山下  「木村さんに支払うよう電話されたそうですね。 ですが、予約したのは あなたのお名前ですよね。 そして、言いましたよね、キャンセルはできませんと!
それに、予約の電話は全て録音してますよ。」

動揺しきっていた母は、必死で言いわけを始めた。

山下  「色んなこと仰ってますけど、一言も「迷惑をおかけして、すみませんでした」という言葉がないですよね。」
母  「「すみません」と言えばいいのなら、言いますよ。」


ここで、今だ!と思った。 それまで黙って聞いていた私が、二人の話に分け入った。 


私  「謝る必要はない! これは、詐欺だ!!! 間違いない、詐欺だ!」

山下  「詐欺じゃないです。 あなた、誰です?」

私  「名乗る必要はない。 詐欺だ!」

その時、クリスが鳴いた。

山下  「後ろで鳴いてるのは犬ですか?」

私  「関係ない! 詐欺だ!

山下  「犬が鳴いてるんですか?」

母  「鳴いてません。」

山下  「じゃぁ、あの鳴き声は何ですか?」


ここで、電話を切った。


その後、消費者センターと警察に連絡。


まあ、予約したといっても契約をかわしたわけではないし、申込用紙に記入したわけでもない。
こちらの口座番号を知られているわけでもないので、消費者センターも警察からも、以後 その電話を無視するようにと言われた。

「ひと月前にも同じ内容の被害があったのですよ」と、警察の方。

もしも家まで押し掛けてきた場合は、110番通報してください。


後で私が調べると、新生ゴールド株式会社という名の会社は、パンフレットに記載されている住所「東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門MTビル 7F」には存在しない

日立新生ゴールドという会社も、改めて非通知で電話すると、「日立メディカルです」と出て来た。
そして鎌をかけてみると、「うちは法人担当だ」とも言っていた。
「個人宅に電話することはないですね」と言う私の問いかけにも、はっきり「ない」と答えた。



正直、「詐欺だ!」と電話口で叫んだ時、少しだけ不安もあった。
だが、その時 鳴いたクリスのおかげで、はっきり詐欺だと断定できた。

真面目な取引なら、「詐欺だ!」と叫ばれても、後ろで犬が鳴こうが無視するだろう。
いきなり「詐欺だ!」と叫ばれて、相手も一瞬動揺を隠せなかったに違いない。

ま、こんな詐欺まがい、ひっかかるのは うちの母くらいなもんだろうが、

こうやって、年寄りは騙されるのだ。

ちなみに、母は満79歳になったところ。


数時間後、山下と名乗る男から再び電話があった。

「キャンセルできましたからね~。 木村さんが支払ってくれましたからね~。」


圧力ある無言の私に、小さな声でそう繰り返した。


耳元で、しかも大声で「詐欺だ!」と叫ばれたのがキツかったのか、、、情けない男だ!恥を知れ!と思った。

ちなみに、新生ゴールドのパンフレットの最後には、こう書かれている。
「弊社は利益分配として世界の復興支援活動に参加しています。」
まさに、へそで茶を沸かすとは、こういうことだ!



とにかく、今日のお手柄は、なんといっても わが愛犬・クリス。
おかげで、強気で「詐欺だ!!!!!」と連呼できたもの。


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騒動の後、ぼそっと母。 「picchukoが一番怖かった。。。」 

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続・クリスと私のバレンタイン☆

いつもクリスを撫でてくれる、とても可愛い10歳の女の子がいる。

毎日、仲良しの男の子と一緒に下校している。
今日も学校帰りの赤いランドセルに、手には紙袋。 

その男の子の家の前まで来ると、「はい!」ってその袋を手渡した。

突然のことに、男の子は何も言えない。

ちょうど裏口から顔を出したおじいさんに、「ほら、ありがとうと言わんかい!」と叱られていた。(笑)


「そっか、今日はバレンタインだもんね。^^」
それに偶然出くわした、犬を連れてるおばさんがそう言うと、女の子はほっぺたを真っ赤にしながら頷いて、

そして、恥ずかしそうに走り去った。
スカートの裾からは、折り上げたジャージがちらっと見えた。



片やおばさんは、クリスとお散歩~~~~~~。( ̄。 ̄ )))~~~

クリスと私のバレンタイン☆

まだヨンサマが居た3ヶ月程前までは、外へ出しても私の足元にまとわりつく小心者のクリスだった。

好奇心旺盛で、一瞬目を離せばどこへでも飛んでいくヨンとは違い、私の周りをぐるぐる回るだけだった。

ちょこんと首を傾げて上目遣い。
ちょっとおとぼけな表情がクリスの魅力である。(笑)


そんなクリスに変化が起こる。

一匹になり、段々と本性を現わし始めたのだ。

いや、これまでも甘えん坊で、自分の思うままに行動していたと思うのだが、

ここ最近、わがままな表情がやけに目立つ。


挙げ句に、火曜日なんか、ちょっと目を離した隙にバックするゴミ収集車めがけて走り出した。

いくらどんくさいクリスでも、夢中になると私より足が速い。
間一髪で、下敷きになるのを免れた。

「クリス! 轢かれちゃったらおまえなんか ぺちゃんこよ!」

痛いじゃないか! 
むんずとしっぽを掴まれて、不満顔したクリスに腹も立ったが、ホッとした。

あんなに私の足元から離れなかったクリスが、今じゃ好奇心むき出しで手に負えない。

「おまえも もうリードなしではお外に出られないね。」 そんな私にまた不満顔。


寝顔はこんなに可愛いのに。

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バレンタインを前に、昨日 車で小一時間掛かる大型スーパーまで買い物に出掛けた。

自分用のチョコレートと、クリスへのバレンタインプレゼントを買うために。(苦笑)


私はイタリア土産で有名な、Baciチョコレートがチョコの中では一番好きだ。
ご存知、Baci はイタリア語で Kisses の意味。
田舎なこちらでは、この時期でないと店頭に並ばない。


もう10年くらい前になるかな、親友のM子がお土産に買って来てくれたのが、Baciとの出会い。
続けてその翌年も、また別の親友K美嬢から貰った。

以来、私の中でのチョコレートNo.1はBaciになった。
あのビターな甘さ加減が私の味覚にマッチした。 ヘーゼルナッツも好き☆

それは、たぶん大好きな二人への私の気持ちもあるのだろう。
どんな高級チョコレートでも、彼女達への私の思いに敵うものはない。

そんな特別なチョコレートを今年も食べられる幸せ…☆


で、クリスへの「かぼちゃと豆乳のムース」と並べるとこんな感じ。(笑)
(注:もちろん、ムースはワンコ用である。)

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お皿に敷いたクロッシェレースのホワイトドイリーも、M子から。
「picchuちゃん、刺繍やレース編みが好きだったでしょ? これチェコのお土産よ。^^」

今日の日記。

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郵便受けを覗くと、一枚 私宛のポストカードが入っていた。

「ザルツブルグは、年末クリスマスシーズン予約満了で、シンガポールですごしました。」

達筆の文字を目で追いながら、S山さんって誰だろう?としばらく送り主の名前に頭をひねった。

ああ、去年 ザルツブルクのメンヒスベルクの丘であった彼女ね。
思い出すのに5分程度掛かったが、思い出せてすっきり。(笑)

ザルツブルクの代わりがシンガポールだなんてね。
独り言をつぶやいて、Singaporeの消印に、南の風を感じていた。

年末年始のザルツブルクは、一時マイナス20℃まで気温が下がったから、東南アジアを選んだ彼女は正しかったかもね。

もう一度、ポストカードの匂いを吸って、ジャンバーのポケットに押しこんだ。



今日は、いつもなら16時過ぎに出掛けるクリスの散歩を1時間早めてみた。

もう小春日和とは言わないだろうが、そんな春を思わせる陽気が足を外へ向けさせた。

家を出て、近くの小さな公園でクリスを遊ばせた後、私も通った小学校の周囲をぐるっと一巡する。
とはいっても、小学校と私の家との間に広がる工業高校の敷地のせいで、歩く距離はまあまあある。

毎日見かける高学年の子供達とは違い、ランドセルがまだ大きく感じられる小学1、2年生の下校時刻と重なった。


小さい子供は遠慮知らず。
「むっちゃ、かわいい。」 「撫でてもいい?」

10歩歩けばクリスを抱いて子供達と会話する、その繰り返しだ。

「この子、何歳?・・・ですか?」
見知らぬ私に対して、ちゃんと考えて喋る男の子もいた。


運動場には5年生だろうか、6年生だろうか、体育の授業でサッカーを楽しんでいる。

目の前の小枝に留まっていた一羽のメジロが飛び立ってはじめて、見上げたクリスの「早く行こうよ」という表情に気が付いた。(笑)

今日は鳥にもよく出会った。

小学校の傍を流れる川には、黒い水鳥が泳いでいた。
白鷺なら珍しくもないが、へえ、こんな鳥も遊びに来るのか、ちょっと嬉しかったりする。


そして、小学校の裏手には、私がお世話になった音楽の先生の家がある。

もう定年を迎えられてから15年以上になるが、時々漏れてくるピアノの音色に足が止まる。


「今日は全然前に進まないね。」 

「ホントに、もうっ。」 拗ねた時、クリスは感情がそのまま顔に出るんだな。


普段なら30分で終える散歩が1時間近く、、、ちょっとお疲れのクリスである。(笑)

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クリスからもご挨拶。

クリスからも、ちょっとお行儀悪いけど、

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遅ればせながら、おめでとうございます。


今年は僕だけのお正月になってしまいました。

飼い主の姉さんは、「ヨンよりも可愛い子じゃなきゃ、もう飼わない!」って言ってるから、

たぶんこれからは、ずっと僕だけの挨拶になると思います。

だって、ヨン兄ちゃんよりも可愛い子なんて、世界中探してもいないってこと、僕 知ってるんだもん。

姉さんだって言葉にはしなかったけど、いつもヨン兄ちゃんばかり贔屓してたしさ。
それも、僕 知ってた。


僕とヨン兄ちゃんはすごく仲が良かったから、ここしばらく落ち込んでたけど、少しづつ僕も元気になってきました。

最近は、毎日2回のお散歩がとても楽しみで、みんなに声を掛けて貰うのが嬉しいです。
あ、めっちゃ人見知りするから固まっちゃうけどね。


でもね、実は僕、ヨン兄ちゃんに対しても少しは気を遣ってたんだ。

姉さんは「そんなことないでしょ」って言うけど、いくら仲良しだからって、目上を立てるのはワンコの世界では当然のことさ。

だから、ヨン兄ちゃんがいる間は、決してお腹を見せることをしなかった。

ほら、ワンコって安心しきってないとお腹みせないでしょ!

僕、これまで一度も上向きで寝たことなかったんだ。

だって、それはヨン兄ちゃんのおはこポーズだったから。

こんな僕でも遠慮してたんだよ。

でも、もうヨン兄ちゃんがいなくなったので、そろそろ僕もお腹を見せるようになりました。

まだ、姉さん以外の人には恥ずかし過ぎて見せられないんだけどね。

でも、新年ってことで特別に見せてあげるよ。

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あ、別に誘ってないからね!(笑) 



姉さんが僕用にとブランケットを準備してくれたので、日中は姉さんのベッドで寝転がってることが多いです。

こんな風に、今年は寝正月になりました。

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(隠してるけど、まだ黒電話を置いてあるって分かる?(笑))

ホント、僕だけでごめんね。


でも、2013年も僕、クリスの応援をよろしくね!

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