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奈良の大仏さん。

「ついで」というのは神仏事では褒められたものではないが、せっかく奈良まで来たのだからと東大寺に立ち寄ることにした。いや、東大寺というよりは「奈良の大仏さん」に会いに行こうと思ったのだった。「奈良といえば大仏さん、大仏さんといえば奈良」だろう。奈良県内には何度も足を運んでいる私だが、ここ10年近く大仏さんを訪ねていない。そういえば、奈良公園の鹿さんたちにも挨拶しよう。それになんといってもこの旅の本命、...

今年三度目、飛鳥の旅。

「わしは六甲を見ながら育っとったんか、と思ったわけよ。」ふらり立ち寄った「ぶどう」と掲げた産直市のおじさんは、二上山と畝傍山、甘樫丘の遥か向こうに連なる山々を指してそう言った。なんと、明日香村から神戸の六甲山が見えるんだそうだ。そろそろ西日本では終わりに近い頃だろうか、色も味も濃い巨峰を味見する私に、おじさんは教えてくれた。石舞台古墳の傍にある食堂で昼食をとった私たちは、桜井市にある二つの寺院を巡...

picchukoに老眼疑惑。

京都国立近代美術館を後にした私は京都最古の禅寺・建仁寺に赴いた。洛バス100号に乗れば、近代美術館から建仁寺の最寄りとなる清水道まで乗り換えなしで行くことができる。そのお目当ては俵屋宗達の「風神雷神図屏風」(原本は京都国立博物館へ寄託)ではなく、天井画の「双龍図」と海北友松の襖絵「雲龍図」。この寺には龍や風神雷神図以外にも、禅宗の四大思想である地水火風を表すとされる「〇△□乃庭」に禅庭の「潮音庭」など...

一人いにしえの旅。(4)

璉珹寺を出たのが16時少し前。その日午前3時起床の私は、そのまま帰路に就くつもりだった。それでも帰宅は午後8時を回るだろう。阪奈道路を目指して奈良市内を走っていると、IC手前で看板に唐招提寺と薬師寺の文字が現れた。ふとキトラ古墳で出会った女性との会話を思い出す。「今日はこの後どちらへ?私一人暮らしだから、良かったら泊まっていってもいいのよ。」「いえ、今日は日帰りの予定なんです。でも、キトラ以外の予定は全...

一人いにしえの旅。(3)

先月のこと、行きつけの珈琲屋さんで、特別企画として「仏をたずね、京都・奈良へ」と題した雑誌を目にした。ちょうど石舞台古墳で花見をした数日後のことで、帰りに拝した飛鳥大仏と中宮寺の菩薩半跏像の余韻からまだ冷めきれていない私は自然とその雑誌に手が伸びた。そこでふと目に留まったページに、白い女性の美しい阿弥陀如来像が袴を履いて立ってらした。その像は鎌倉時代作、モデルは光明皇后とある。女人の裸形という珍し...