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旅先の大切な思い出を綴っています  since Sep. 1, 2007
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N島氏。

最初に N島氏と出会ったのは、たぶん祖母が亡くなってすぐのことだったと思う。

「ソノさん(祖母の名)、こんなに小そうなって...。」
仏壇の前に置かれた遺骨を見ながら しみじみと呟き、彼は丁寧に手を合わせてくれた。



私の町に老人向けのデイサービスセンターができたのが平成6年のこと。

その立ち上げから相談員として走り回り、沢山のお年寄りとそのご家族の支えになったのが まだ若き(笑)N島氏で、
その当初にお世話になったのが私の祖母だった。

デイサービスがスタートして半年が過ぎた時、祖母が他界。
亡くなった初めてのお年寄りということで、彼はわざわざ線香をあげに来てくれたのだ。


その時は、まさか2年後に自分もそのデイサービスで働き、 N島氏と机を挟んで仕事をすることになろうとは思いもしなかったが。



今でこそ、私は涼しい顔をして特養の事務員をやっているが(笑)、デイサービスに居た十数年前はそれはそれは大変だった。

ただでさえ慣れていない仕事を、午前は介護、午後は事務と、明らかに時間的にも能力的にも私にとってはオーバーワークの日々が続き、毎日が必死だったあの頃。

のほほ~んとした温かい雰囲気ながら、意外にも(?笑)頼り甲斐のある N島氏の存在に、どれほど救われを感じたことか。

彼が相談員だったからこそ、福祉のいろはも知らない私でも、事務員として務めることができたのだと思っている。



面と向かって言うのは照れくさいから、この場を使って、彼に感謝の気持ちを述べたいと思う。


振り返れば、プライベートでもかなりお世話になりっぱなしだ。

車を買う時、初めてデジカメを買った時、 あ~確か初めてパソコンを買った時もお店まで一緒に見に行ってくれたのも彼だった。
最近では、一眼レフの部品や貴重なレンズなども頂いてしまった。

そうだ、私がパソコンを打てるようになったのも彼のおかげだ。


誰にでも気さくで親切な人だから、困ったことがあれば、つい「N島さ~ん!」ってことになる。
そして遠慮なく、つい彼に甘えてしまうのである。


本当に何もかもお世話になりっぱなしで、どれほどお礼を述べても全然足りないことだと思う。

けれど、一度はけじめとして。



N島さん、これまで本当にどうもありがとう!

これからも何かにつけて SOS を出すと思うけど、今までに懲りず、どうか仲良しでいてください。(^^)

いつも私が頼る側で、負担ばかり掛けていると思うけど、どうかこれからも甘えさせてください。(笑)

そして、一日でも早く健康体に戻って、元気で陽気な N島氏に復活してください。


*


彼は、体調の都合で今月末で退職する。

当たり前のように目の前に居た仲間がいなくなるのは、すごく寂しく悲しいものだ。

あの笑い声がデイサービスに響かなくなるなんて、今はまだ想像もつかないけれど、
きっと泣きそうなほど静かになるんだろうな。


体も心も存在感も、誰よりも大きな人だから。

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近況など。

先日、「第一種衛生管理者」の学科試験受験票が送られてきました。

受験票なんて大学入試以来 手にしたことがなかったので、なんだか自分が若返ったようで嬉しいです。(笑)

香川会場での試験日は8月6日。
残る2週間は、過去問を解くこと、数多い有害物質の種類や関係法令などを整理すること、
そして、得点源となる労働生理(体のしくみ)を完璧にすることに集中しようと思います。

* * * * * * *

近頃、夕陽が沈む前のわずかな時間、母と散歩に出掛けることが日課です。

川沿いを歩く私の頬を、優しく風がなでてくれるのがとても気持ちいいです。

川に泳ぐ亀さんや、町役場前の池にいる沢山の鯉を眺めるのも楽しみで。


「この前、橋の上から川を覗きこんみょったやろ~。」
しっかり同僚の I石氏にも見つかっておりました。(^^;

「あはは、あそこには亀さんが沢山おるんよ~。」と頭を掻きつつ苦笑い。


「そうそう、役場の池の鯉の中にね、ちょっと個性的な子がいてね、
体は白色で黒と肌色の模様があるんやけど、顔がぶさいくで面白いの~。^^

人間でいうと鼻の下あたりだけが赤色で、それがまるでちょび髭みたいなんよ。
だから、「チョビ~、チョビ~」って呼んでるんよ。」

「あはは、チョビかぁ~。」 


こんな会話を昼休みに I石氏と交わした日の夕暮れのこと。

いつものように池のほとりで、「チョビ~、来たよ~。」と手を叩きながら大きな声を掛けていると、、、

「お疲れ~。^^」

そう言いながら颯爽と自転車で駆け抜けたのは、I石氏の従兄にあたる、わが町の町長公室長さんであらせられました。

は、恥ずかしい…。(*^^*)

第83番 一宮寺(いちのみやじ)

'11.07.09参詣  香川県高松市


この場所なら、グレゴリー・ペックはどう演じただろう?

たとえ真面目にお遍路さんをするとしても、その合間に面白いものを探そうという気持ちに変わりはありません。(笑)


私は、映画『ローマの休日』で有名な「真実の口」のあの名場面を思い出しながら、少しばかり首をひねりました。


というのも、高松市の『一宮寺』には、「真実の口」ならぬ「地獄の釜」というものがあり、ここにも似たような言い伝えが残っているからです。

「地獄の釜」とは地獄へ通じる穴。
その「地獄の釜」に、心がけの悪い意地悪な人が頭を入れると抜けなくなってしまうのだとか?!

片や「下水溝のマンホール」に対し、片や「薬師如来祠」。

片や「偽りの心」が試される口に対し、片や「心がけ」が試される祠。

片や「手」に対し、片や「頭」が抜けなくなる。


手なら噛みちぎられたように演じられても、さすがに頭の場合はあのようにはいくまい…。
グレゴリー・ペックよ、さぁ、どうする?(笑)

もちろん、この場所が映画のロケ地になることなど、まずあり得ませんけどね~。



私は祠に顔を近づけてみました。

実は私は意地悪が大好き。(^m^)

自分としては、意地悪というよりも、ちょっとした悪戯気分なのでありますが、、、。^^

にやけながら、私がちょっと意地悪なことを言うと、
同僚のI石氏などは「もしかして、君ってpicchukoさんっていうんじゃない?^^」と、意地悪な台詞を返されるくらい。(笑)


あ、意地悪を言う相手は誰でも~ってことはないのですよ。

自分が完全に心許せる相手とか、この人とは仲良くなりたいな~って思う相手に、好意のしるしとして意地悪をさせて頂いているのです。(笑)
もちろん、冗談が通じる人に限ります。


ですが、意地悪な私であることに違いはありませんからね~。
この祠に頭を入れることに少し戸惑ってしまいました。
(ちなみに、真面目にお詣りされている方達は、誰もそんなことをしておりません。^^;)

恐るおそる頭を突っ込んでみました。
あまり中まで入れてしまうと、祀られている薬師如来さまとチューしちゃいそうになっちゃいますので(*^^*)、ほんの入り口まで。


そして、今こうしてブログを書いているということは、祠の扉は閉まらずに、無事に帰って来れたということです。


もしかしたら、扉が故障中だったのかもしれませんが、
(いや、薬師如来さまのおかげかも?)
私の意地悪は愛情いっぱいの好意であるということを、きっと弘法大師さまも分かってくださったのだろう、、、そう解釈することに致しました。(笑)


5年ほど前には、ローマの「サンタ・マリア・イン・コスメディン聖堂(真実の口)」で私が嘘つきではないことが証明されましたし、
ここ「一宮寺」でも、私の意地悪は可愛いものだということが証明されました。(爆)



そうそう、イタリアには「地獄の口」というものもあるそうですね。
そちらは人が入れるほどの大きさとのことですが、そこにも何か言い伝えが残っているのかしら?

次は何を証明しに、「地獄の口」へ入りに行こうかな~。
それとも、三度目の正直で、今度こそ本当に中から出られなくなったりして…。(苦笑)

再び、お遍路さん。

チリ~ン。チリ~ン。

お遍路さんの持つ金剛杖に付けられた鈴の音が境内に響きます。

その音に、私は汗ばむ暑さを忘れました。
そして、この音を思い出すだけで、今も柔らかい線香の香りを感じられるのです。

瞼には実際に目にしていない、想像の、けれど懐かしい景色が浮かび上がってきました。


それは子供の頃に出会った絵本。
確か、小学1年生の夏休みに、読書感想文を書くために読んだ絵本だったと思います。

絵本の季節も夏で、
開いたページは一面が田んぼで、その緑色の中に立つ、すげ笠を被った白衣のお遍路さんが描かれていました。

物語は、母親を亡くしたばかりの男の子の家に、「一晩だけ泊まらせてください。」と女性のお遍路さんが訪ねて来ます。
その女性も、その少し前に自分の子供を亡くしたばかりでした。

男の子とお遍路さんが一緒に五右衛門風呂に入るシーンが、一番印象に残っているかな。


心に寂しさを抱いた二人の思いが通い合う、優しい気持ちになれる絵本だったと記憶しています。
そして、昔から続く「お接待」という温かい四国の慣習を、私たち地元の子供に伝えるいい絵本だったと、大人になってから気付きました。


「さよなら~。さよなら~。」
田んぼの向こうから大きく手を振るお遍路さん。

子供ながらも私の耳には、その時「チリ~ン。チリ~ン。」と杖の鈴が聞こえてくるようでした。

その音が、実際にお遍路さんが付けていた鈴の音で思い出されたのでした。

たぶん、今が絵本と同じ季節だからでしょう。

* * *

二ヶ月ほど前だったかな。

岩手から四国遍路にやって来たという一人の女性がTVで紹介されていました。

その方は、震災のせいで大切な家族も家も全て失い、当初 自分も死のうと思ったそうですが、
今は震災で亡くなられた方々の御魂をお慰めする為に、はるばる四国遍路に参ったのだと…。

道中、緑豊かな四国の自然に癒され、地元の人達の温かい「お接待」を受けながら、
八十八ヶ所全て巡り終えた彼女の顔には笑顔さえも戻っていました。

そのおばさんの明るい顔に私も心打つものがありまして、しばらくお休みしていた四国遍路の続きを再び始めることに致しました。

まずはGWに源平合戦で有名な屋島の札所をお詣りし、今日は第83番「一宮寺」と第81番「白峯寺」を参詣しました。


クライストチャーチ大地震と東日本大震災によって犠牲となられた多くの方々が、どうか安らかに眠れますように。

思いを込めて、手を合わせています。



お大師さまへ。 時々はNZにも出張してくださいね。^^                
2011-07-09 19:19:00

10年ぶりのジャージャー麺?!

ジャージャー麺が食べたい!

そう七夕の短冊に書きたいと思うほど(笑)、突然、無性にジャージャー麺が食べたくなりました。

そんな時に限って、見てしまった韓国ドラマ。
そして、そんな時に限って、主人公が美味しそうに頬張るジャージャー麺。

最近の私は、口を開けば「ジャージャー麺を食べられるお店 知らない?」
それくらいジャージャー麺に飢えていました。

そんな私に対し、
「父さんとよく行くお店で、タイムランチのメニューにジャージャー麺があったわよ。」と涼しい顔の母。

お~、香川でもジャージャー麺が食べられるようになったのか!と、
喜び勇んで食べに行ってまいりました!

恋い焦がれた(笑)ジャージャー麺、10年ぶりの対面です。^^

*

時は、2001年7月。

クライストチャーチで極度のホームシックに掛かった私は、日本食のお店で飲んだ味噌汁に感動して、上司のKさんに国際電話を掛けました。

その懐かしい声に思わず泣いてしまった私を元気づけようと、Kさんはわざわざ日本からNZまで さぬきうどんを送ってくださいました。
(送料がものすご~く高いのです。)

そして、私はその喜びと美味しいうどんを、仲良くなったばかりの数人の友達にもお裾わけすることにしました。


その一人が、韓国人のステラ。

私達より少しばかりお姉さんで、いかにも韓国美人といった感じの、知的さが滲み出た素敵な女性でした。
ステラは流暢な日本語が喋れるほど日本贔屓で、英語にうんざりの私も気軽にお付き合いできる相手でした。

「あの美味しいうどんのお礼がしたいの。」

そう言って、クライストチャーチの中心部にあった ある韓国料理屋さんに案内してくれたステラ。
メニューは彼女にお任せです。

そして出てきたものが、イカ墨を思わせる真っ黒いタレのかかった麺。
そう、それが初めて出会ったジャージャー麺だったのです。

その頃は、まだ日本では韓国ドラマが放送される前で、田舎の香川ではジャージャー麺の存在を知る人などいませんでした。

いかにもまずそうな(ステラ、ごめ~ん!)その食べ物を、一瞬 口にするのも躊躇いましたが、一口食べて 見た目と美味しさとのギャップに驚き~~~。


クライストチャーチに滞在中、それから数回は食したでしょうか。

*


そのジャージャー麺が韓国料理ではなく中華料理と知ったのは、帰国してしばらく経ってからのことでしたが、

美味しいものに国境はない! 10年ぶりの嬉しい再会です!

踊る心を鎮めながら、待つこと数分。 登場してくれました!

ところが、、、

2011-07-02 18:24:18


あれ? こんなかったかな?

もっとタレが多くて、もっともっと味噌が黒かったよ~な。
もっともっとタレが麺にからんで、もっと麺にコシがあったよ~な?

何より甘みの感じ方が違うよ~な?

段々と当時の記憶も怪しくなってきました。
10年という月日がジャージャー麺を美化してしまったのでしょうか?

少し期待ハズレです。。。


*

なんとなく納得がいかずに調べてみると、、、

私がクライストチャーチで食べていたものは、実はジャージャー麺ではなかったことが判明しました。(爆)

韓国ドラマによく出て来る黒い麺も、本当の(?)ジャージャー麺ではなかったのですね。(笑)


韓国人のソウルフードとも呼べるあの真っ黒なあの麺は、チャジャンミョンといって、
ジャージャー麺から派生した韓国式中華料理だったのですね!

今日食べたものが、本物(中国北部の家庭料理)に近いジャージャー麺。
10年ぶりと待ち焦がれたジャージャー麺は、10年目にして真実を知ったジャージャー麺もどきでした。


今度は、無性にチャジャンミョンが食べたくなってきました~。(苦笑)

悲しいかな、クライストチャーチのお店は地震で潰れてしまったでしょうから、韓国へ行って私の口に合う美味しいお店を見つけるしかないかな~。

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