I love Salzburg

旅先の大切な思い出を綴っています  since Sep. 1, 2007
MENU

島 girl ♪

「うーん、チロルチョコとうまい棒でしょう。 あ、Chupa Chupsも喜ぶだろうな。」
日曜日の朝、コンビニで半ば座りこむように、私はお菓子を物色していた。
遠足にお菓子はつきもの、予算は300円までだったっけ?(笑)

遠足.jpg


それはその前日、私の急な思いつきから始まった。

「ねえねえ、島行かない?」
私は大学時代からの親友M子にメールした。 M子は瀬戸内海を挟んで岡山に住んでいる。
「行く、行く~!」 

「ねえ、島行くならお弁当とかいるかな? 帽子と日傘は持って行くけど、何か必要なものある?」
M子からの返事に、私の軽い誘いが一気に現実味を帯びてきた。

島探検は、昨年7月の高見島以来。
今回の行き先は、隣町(丸亀市)の本島に決めた。
本島には過去に一度だけ、中学時代の遠足で渡ったことがあるのみだ。


1.jpg

午前10時、JR宇多津駅でM子を拾って、その足で丸亀の港に直行した。
出発は10:40、およそ30分の船旅で島に着く。

2.jpg
(江戸中期の地図)

3000もの島が浮かぶ瀬戸内海の、岡山と香川に挟まれた一部の島々を塩飽(しわく)諸島という。
それは、潮の流れが微妙にぶつかり、潮湧く風情から名付けられたと説明にあった。
潮流が速く海上交通の要であった塩飽の人々は、戦国時代には塩飽水軍と呼ばれ、西の村上水軍とともに、日本史において意外と影響を与えていたりする。

新しい(新しくもないが)時代でいえば、幕末に太平洋を横断した咸臨丸の水夫50人中35人は塩飽の島民であった。
時代は遡るが、なにげにシーボルトだって立ち寄っている。

3.jpg

信長、秀吉、家康らの朱印状、大岡越前守の漁場裁決書、、、歴史好きにはたまらない穴場かと思われるが、

私達の目的は、サイクリングで周囲13kmの島を一周することだった。

この島からは瀬戸大橋の全貌を堪能できるし、江戸時代からの古い町並みには今も人々の息遣いを感じられる場所がある。

4.jpg

笠島地区といって、島嶼部では初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたらしい。
とかく観光地化して土産物屋などが軒を連ねる古い町並みが多い中で、ここは本当に素朴なまま残っている。
残っているというより、その景色のまま、その景色の中で今も島の人々の普通の暮らしがあるということが歴史をより深く感じさせてくれた。

当初、島には3時間滞在のつもりでいたが、思いの外 島を気に入り、古い家屋を用いた落ち着いたカフェに腰を降ろした私達は、帰りの船を17:10に変更した。

5.jpg

6.jpg

9.jpg

カフェではこんな話をした。

「私が旅に求めるのは、ハプニングだな。」
お互い一人旅好きとあって、会えばいつも旅話。

「えー、私はハプニングはいや~。」
あ、私を知る人は、どちらがどちらの台詞かは容易に想像つくだろう。(笑)

10.jpg

11.jpg

12.jpg

13.jpg

そして、映画『機関車先生』のロケ地を後にしたくらいだろうか、

久しぶりの自転車とあって、すでに島半周していた私のお尻が痛くて痛くてたまらなくなった。

いや、乗った時からお尻が痛くて立ちこぎしていたのだが、ここらで我慢するのが辛くなってきた。

「picchuちゃん!自転車、パンクしてるよ!」

え″? お尻の痛みは久しぶりに自転車に乗ったからではなく、実はパンクのせいだったのか?
空気が抜けたタイヤで私は7kmほど走っていたのか、、、。

しかし、自転車をそのまま放置はできない。 しかも、今いる場所は船着場の真反対。

「いやあ、さすがはpicchuちゃん、神様に直 声が届いたね~。(爆)」
「いやあ、ホントさすがだわ、あんなに自転車があったのに、その中から選んだ自転車がそれだなんて、いやあ、ツイてるわー。」
M子、大ウケである。

私も笑いが止まらなかった。
確かに、「ハプニング好き」だと言ったが、即こうなるか? 楽し過ぎだろ!(笑)

14.jpg

いくらパンクしていても、歩いて港に向かったんじゃあ、今日中に帰れなくなるかもしれない。
坂道も多く、その5分の1ほどの道のりは自転車を押して歩いたが、残りはお尻をさすりながら頑張ざるを得なかった。

15.jpg

天気はずっと薄曇り。潮風がめちゃくちゃ気持ち良かった。
これでカンカン照りなら二人倒れていたに違いない。

おかげで、特にハプニングのおかげで、本島をめちゃくちゃ好きになってしまった。 
また来よう。


なんとか港に着いたのは、船が出発する10分前。
肌に潮のべたつきを感じながら、再び瀬戸内海の景色を楽しみながら丸亀に戻った。

市内では雨が降っていたらしく、道路は濡れていた。

「ホント、ツイてたよねー。(笑)」
M子の満足そうな笑顔に、今回の島遠足は成功だったと確信した。


M子っ! 島遠足、シリーズ化するので今後も宜しく☆

スポンサーサイト
該当の記事は見つかりませんでした。