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旅先の大切な思い出を綴っています  since Sep. 1, 2007
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☆わたしのマトカ☆

私のある日記の足跡に、なんとなく気になるブログがあった。
開いてみると、そのブログ主は活字中毒と自分で言い切るほどの読書家であった。
私なんぞのブログにたどり着いたその人はどんなジャンルの本を読むのだろう、ちょっと興味が湧いて彼女の読書記録に目を通した。

テレビでは、先週末に公開した映画『小野寺の弟小野寺の姉』の宣伝に、向井理さんと片桐はいりさんが頻繁に登場していた。
強烈だが憎めないはいりさんの圧倒的な存在感に、ちょうどはいりファンになりかけた時だった。

その人のブログに、<『もぎりよ今夜も有難う』 片桐はいり>という見出しを見つけた。
本文には、「個性的で大好きな女優、片桐はいりさん。 『グアテマラの弟』を読んで、面白い!と感じたので、こちらも読んでみました。」とあった。

グアテマラといえばマヤのティカル遺跡、いつかは行きたいと強く思う国。
そこではいりさんの弟が暮らしていることも「へえ~」であったし、はいりさんの目にはその国がどう映ったのだろうと気になった。
何より、はいりさんが俳優業だけでなくエッセイストでもあることに一番魅かれた。

『グアテマラの弟』も面白かったが、その読後すぐ手に取った『わたしのマトカ』に大いにウケた。
『わたしのマトカ』は、映画『かもめ食堂』の撮影で滞在したフィンランドが舞台の片桐はいり処女エッセイである。
マトカとは、フィンランド語でという意味なんだそうだ。


読んでいると、あのエラのはったはいりさんの顔が脳裏にチラチラ浮かび上がり、彼女の声がナレーションのごとく私の耳奥で響いてくるから愉快だ。
さすがは片桐はいり、姿が見えなくても強烈である。(笑)


彼女の旅日記にはガイドブックに出てくるような名所は一か所も登場しない。
なのに読み終える頃には何故かフィンランド時間とフィンランドの風景の中、フィンランド人の友人を得たような満足感がある。
フィンランドの思い出を語る上で記された、カンボジアやベトナムなど彼女の過去の旅描写も、その一役を買っている。

そして、彼女の旅に似たような場面を私自身の旅にも見つけ、全く異なる国なのに懐かしさが込み上げてきた。

たとえば、ヘルシンキでのカモメの場面。
近くで見るとわかるが、フィンランドのかもめはほんとうにでかい。
白いダブルの背広を着てのしのし歩く、マフィアの組長を思わせる。可愛い水兵さん、という柄ではない。

そんな組長が、港だけでなく町なかを、猫よりもいい気な感じでのしのし歩いている。
カウパットリの港では、屋外マーケットに押し寄せる観光客に負けない貧欲さで、食べ物をあさっていた。
近くへ寄っても逃げないばかりか、にらみ返してくる勢いなので、こちらのほうが、失礼しました、と引き下がるはめになる。

の一節では、私はニュージーランドのクライストチャーチを思い出す、今は地震で崩壊した大聖堂広場にわんさと屯していたシーガルを。
あいつらもなかなか凶暴だった。
友人の一人など、広場の隅に腰かけていたら、シーガルが細かく切った芋をどこからか運んできて彼女めがけて落としてきた。
白人がアジア人を嫌って生卵をぶつけてきた場面には何度も出会ったが、シーガルに狙われるとは笑えた話である。


また、「ヘルシンキでは、わたしは毎日のようにすずめと朝食をともにしていた。
いつもの時間に、陽の当たる外のテーブルに着くと、たいてい、一羽か二羽のすずめが隣の椅子の背のところにやってきた。

自分の口に運ぶのとおなじペースで、分け前を投げてやる。
すずめたちはなんの躊躇もなく、わたしの投げたパンくずを目の前でついばんでいる。
フィンランドのすずめは、日本人がすずめをまっぷたつにさいて、焼いて食べることを知らないのだろうか。

には大笑いをしながら、スロベニアの首都リュブリャナで馴れ馴れしいすずめどもと私も一緒に朝食を取ったことを思い出していた。

フィンランドの話なのに、読み手それぞれ膨らませ方ができるのも彼女の文章の巧みさだと思う。


普段はさほどきれい好きでもないのに旅に出る前だけは異常なきれい好きになるってところや、

特に本好きでも読書家でもないのに世界の何処ででもなぜか行き場所に困ると本屋に入るというくだりに、

はたまた彼女が帰国後も原稿用紙の上で旅をつづけたように私はブログを書いて旅の余韻を楽しむところまで、

そんな他愛ないところにも彼女のマトカと私の旅の共通点を見つけ、「そうそう、そうよね」と何度も何度もうなづきながらページをめくった。

魅力ある彼女の感性と重なる部分を自分の中に見つけ、一人嬉しくなった。
彼女と私の違いは、私はそうグルメではないことと、彼女のような機知に富んだ才能がないことくらいか。


読み終えて、はいりさんのあのニヤリとした不敵な笑みがまた脳裏に浮かんできて、それが読後の満足度を一層強く引き上げた。(笑)

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ケアマネ試験。

今朝、少し気分の落ち込みを感じながら、いつもより早く目が覚めた。

それは昨日受験したケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)のできばえが微妙であったからだ。


この試験は7割程度が合格の目安であるが、総合点が重要なのではなく、
介護支援分野と保健医療サービス分野の各々で合格基準を満たしておかなければならない。

試験中は手応えを感じ、「これは、いける!」とワクワクしながら問題を解き、終了時には満足顔で答案用紙を提出したのだが、開けてみるとケアレスミスもあり、意外な点数となった。


介護支援分野においては、25問中22問、88%の正解、
保健医療サービス分野で、20問中14問、70%の正解。

私が簡単だと思ったくらいであるから、平均点はもちろん上がるだろう。
ということは、保健医療サービス分野がやや危ない。
予想回答によっては1問正解が増えるのだが、期待はできない。


ましてこの資格、国家資格ではなくて都道府県によって登録・任用されるもの。
全国的にどうのというより、私の場合、自分の所在地である香川県の受験者レベルに合否が影響される。

悲しいかな、香川県は比較的レベルが高い。
全国1位の年もあった。


悶々とする。

合格発表は12月10日、まだ40日以上ある。


何度も受験する人もいるが、私は一度で勝負を付けたかったから尚のこと微妙だ。


受験会場に着いて、他の受験者の付箋やアンダーラインいっぱいのテキストと問題集に驚くようじゃダメだったかな。(笑)

私など、落ち着きのない当日にテキストを開いても逆効果だと、試験会場には受験票と筆記用具しか持って行かなかったもの。

過去問だけしとけばいいか!という考えも安易であったし、何より真剣さが足りなかったか、、、と反省した。
勉強とは、あと1点の為にするものなんだ。


と色々書いたが、結論!

ダメな場合、来年受けるかどうかは今回の発表までお預けとする。

決して、優柔不断なわけではない。(笑)

というのもケアマネの場合、試験に合格してからの実務研修の方が大変だからだ。
実務はなおさら。
ならば、もしも合格していた時の為にまだまだいい加減な自分の知識を定着させる勉強をしようと思う。

その結果、合格していればその後も続ければいいし、不合格であっても来年受けるならその受験勉強になる。



12月10日まで、あれこれ気を揉むのはヤメにしよう。

落ち込んでいた気分も、ブログを書くことによってスッキリしてきた。(笑)

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