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旅先の大切な思い出を綴っています  since Sep. 1, 2007
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2016年。

今年も残すところ3時間を切りました。

子供の頃は大人の言う「一年が早い」という意味をあまりよく理解できていなかったのだと、自分が四十路になってから十分すぎるほど感じています。
ですが、それも今後もっともっと早くなるであろうと、時の移り変わりの無情さを噛みしめる大晦日です。


今年、私は二人の親しい方を亡くしました。

一人は私と同い年の方。
4年前にこのブログにコメントをくださったのをきっかけに交流を続けてきた新潟県燕市の男性でした。
ブログからFacebookへと形は変わっても、いつも温かいコメントをくださったKさん。
実際にはお会いしたことのない方でしたが、いつしか心の友として支えてくれていました。

大工をされていた彼は、たぶん熱中症からの心筋梗塞で、8月下旬のある朝、永遠に起きてはこられませんでした。

「いつか会いましょう。」
その約束は決して果たされることのないものとなり、その「いつか」という言葉を何度も何度も怨みました。
そして、「いつか」のその「いつ」は、ちゃんと自分で作らなければいけなかったんだと気づかされました。

大事な人ほど。
その日は誰にだって訪れること。
その時は突然訪れること。
これからは後悔のないよう、と心の底から感じた出来事でした。


そして、もう一方(ひとかた)は9月に御年86歳で旅立たれた私が最も尊敬していた女性です。
私の中でその方を一言で表現すると、「この花咲くや、つつましく」。

昨今、女性の在り方が随分と変わって来て、価値観も180度といっていいほど変化し、私も色んな生き方の女性に憧れを抱いてきました。

けれど、私の心の奥底から望む生き方を私自身に問うた時、私は彼女の人生、否、彼女自身だということに気づき、人生も半ばのこの時になって自分の在り方を見つめ直しています。

生き方だけではありません。
言葉遣いや立ち居振る舞いすべてに至るまで、「女性」とは本来こうあるべきではないかと、今も彼女は私の中で一輪、はっとするほど華やかで、ですが、つつましく咲き続けてくれています。


今、静かにこの年を終えようとしています。

2017年、素晴らしい年になりますように。
皆さまも良いお年をお迎えくださいませ。


御所坊

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