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旅先の大切な思い出を綴っています  since Sep. 1, 2007
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川中島白桃を食べてみる。

長野県松本市の中町通りにある「やまへい」という漬物屋さんがお気に入りの母。
お店の奥様とお喋りするのも楽しいからだ。

松本を訪れるとその「やまへい」さんと松本城には必ず立ち寄ることに決めてある。

2017-08-26松本城

2017-08-26松本城の蓮

その日、お昼を少し回っていたにも関わらず、松本城では蓮の花が美しく咲いていた。
しばしお城と蓮に見入っていた我々は、お決まりの「やまへい」さんへと向う。

愛犬を連れての旅なので、店に入るのは母だけにして、私は犬と一緒に店先に置かれた長椅子に腰を下ろした。

「遠くから来たの?」
一人のおじいさんに声を掛けられた。

おじいさんは手持ちの袋から一つ桃を取り出し、「この時期なら、信州の土産にこれ以上のものはないよ」と教えてくれた。

「川中島白桃と生で食べられる白いトウモロコシは、ここをまっすぐ行った処にあるマルシェで売ってるから、ぜひ寄ってみな。」


四国に住む私はこれまで川中島白桃という桃に出会うことがなかった。
周りの友人たちに聞いても、まず知らない。
近頃になってようやく地元の産直でも色の悪い小さな桃が、一応「川中島白桃」と名乗って置かれてあるのを目にするようになったが、手に取ることはもちろんなかった。

それに、海を挟んで向かい側の岡山は桃の国。
今年も岡山へ出掛けた際に購入した清水白桃に大満足した私はそれ以上を望んでいない。

けれど、時々耳にする「川中島白桃」が気にならないわけではなかった。


「やまへい」さんから出て来た母に犬を預け、私は小走りでマルシェを目指した。

「これが川中島白桃ですか?」
ピンク色をした綺麗で大きな桃だ。
はあはあと少し息切れしながら、籠の中に4個だけ転がるその桃を指し、店員さんに尋ねた。

「もう残りはそれだけになってしまいました。
今が食べごろです。一個でも十分食べごたえがありますよ。」

私は川中島白桃を2個買った。


今朝、常温に置いてあったその桃の1個を氷水で15分ほど冷やし、食べてみた。

想像していたよりは清水白桃にも近い味を感じたが、その果肉の締り具合には驚いた。
食べごたえがあるというより、母と私の2人では1個食べるのも多いくらいだ。
すごく重い。

「桃」はドイツ語では男性名詞、フランス語では女性名詞なんだそうだが、清水白桃がフランスで川中島白桃がドイツといった感じ。

これはどちらが美味しいというより好みの問題なんだろうが、私には重すぎだ。

しかし正直なところ、そう感じたことにホッとしている。
もしも川中島白桃の方が清水白桃よりも私の好みであったなら、これから毎夏、四国では手に入らない美味しい川中島白桃を求めて彷徨わなければならなくなるから。


それにしても、「桃」を絵に描いたなら、一番おいしく映るのは川中島白桃だろうなあ。
本当にいい色をしたとても綺麗な桃だった。

甲州・信州土産

(信州の川中島白桃と甲州のブドウがこの旅の戦利品)


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富士再訪。

4ヶ月ぶりの再訪。
今、山梨県は鳴沢村に来ている。


定点観察のペンションより本日の富士山。

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志賀理江子『ブラインド デート』

志賀理江子写真展


神奈川県在住の鹿写真家、石井陽子さんに勧められ訪館。

陽子さんとはペルーの記事をきっかけにブログを通して知り合い、
鹿写真家になるずっと以前から彼女のレンズの向こう側にある人々に惹かれ、動物や鳥たちを愛しいと感じ、そして彼女の持つ独特の色彩感覚に憧れてきた。
四国からはるばる東京まで彼女の個展を観に行ったり、ダラス空港でまさかの再会があったりと、気が付けば10年来の付き合いになる。


今度はその彼女が、ある女性写真家の作品を観るために神奈川からはるばる四国まで来たという。


なんだろう。
美術館に入ってすぐ目にしたこの写真家の言葉に、私の心臓がドクンと鳴った。

これ、ただの写真展じゃない。

息をひそめ、カーテンの向こうにある志賀理江子ワールドへと足を踏み入れた。

2009年にバンコクの恋人たちを写した「ブラインド デート」のみに終わらず、「生と死」を見つめる大きなテーマに繋がっていた。

展示方法もただ写真が並んでいるんじゃない、こういう見せ方もあるのかと、静かな展示室に響くカチャカチャというスライド式映写機の音に誘われながら見入っていた。


言葉と写真が交互に胸に突き刺さる。

現在の穏やかな毎日に不満はないが、なんだろう、胸の奥がざわざわし始めた。

そして見終わってしばらく経った今も、胸のざわめきはおさまらない。


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