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旅先の大切な思い出を綴っています  since Sep. 1, 2007
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久しぶりのバレエ鑑賞。

お盆の帰省ラッシュのさなか、兵庫県は西宮市の県立芸術文化センターへ車を飛ばした。
2月にチケットを取って半年、ずっと楽しみにしていたのだった。

私がバレエに興味を持ったのは10年ほど前のこと。
NHKのEテレで毎週日曜日の朝に放送されていたパリ・オペラ座の元エトワールの男性によるバレエ講座を偶然目にした際、これほど優雅な世界があるのかと衝撃を受けたのがきっかけだった。

テレビとはいえバレエとの出会いがパリ・オペラ座というのは、ツイテいるというべきか、ツイテないというべきか。
世界最古の世界最高峰のバレエ団の、元トップの踊りを観たことで、生で観るなら完璧な美しさを求めるようになってしまった。
といってもバレエの薀蓄には興味はなく、その夢のような舞台に憧れを抱くのみ。


マリインスキーバレエ


今回鑑賞したのは、昨年亡くなった20世紀最高峰のバレエダンサーと名高いマイヤ・プリセツカヤを追悼してのガラコンサート。
出演は、パリ・オペラ座と同じ世界三大バレエ団のひとつ、ロシアのマリインスキー・バレエ団である。

演目のひとつが「白鳥の湖」というのも、楽しみに拍車をかけていた。
というのも、これまで私が実際に劇場で観たバレエは「コッペリア」と「ジゼル」のみで、クラシックバレエの定番中の定番である「白鳥の湖」とは縁がなかったからである。

真っ白な衣装で身を包んだバレエダンサーの踊りに最も似合うのが白鳥じゃないかと、私はずっとそう思っていた。
バレエ=白鳥の湖、白鳥の湖=バレエという、バレエのバの字も知らない者が誰しも思う固定観念。(笑)
しかし実際に観た後も、その考えは変わっていない。

白鳥以上に白鳥らしい可憐さと優雅さに惹きこまれた時間。
息をするのさえ忘れて吸い込まれていった世界。

幸せだった。


最後にみせてくれた「瀕死の白鳥」も、今時の表現でいうなら「美しすぎる」ものだった。

曲はおなじみ、サンサーンスの「白鳥」。
Wikipediaによると、湖に浮かぶ一羽の傷ついた白鳥が生きるために必死にもがき、やがて息絶えるまでを描いた小作品だそうで、私の最もお気に入りのバレエとなった。

ちなみに、その「瀕死の白鳥」も「白鳥の湖」もこのマリインスキーバレエ団から誕生したもの。
ロシアにはマリインスキーといい、ボリショイといい、素晴らしいバレエの土壌がある。
手足の長いロシア人のバランスのよい美しい体系も抜きにしては語れないのかも。

きっと伝説のプリマであったプリセツカヤの白鳥も、言葉では言い尽くせない美しさだったのだろう。


20世紀最高のバレリーナがプリセツカヤなら、きっとまだ見ぬ21世紀最高のバレリーナを求めて、これからはバレエに触れる機会を増やしていきたいと密かに思う。

世界情勢がもう少し落ち着いてきたら、パリにロンドンにモスクワに、そしてサンクトペテルブルクへとバレエ鑑賞の旅もいい。
そんな夢みる私である。(笑)



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