I love Salzburg

ARTICLE PAGE

in コラム

ノーベル賞授賞式に参加して③・・・香川高専詫間専攻科2年春日貴章(四国新聞)

-- COMMENT
③ 華やかな舞台 <羽織はかま姿で参加>

ノーベル賞授賞式と晩さん会は、普段の生活からかけ離れた華やかな舞台だった。
目の前にある光景なのに、どこか現実感が湧いてこなかった。
ただ、テレビや新聞でしか見ることがなかった場面に立ち会っているのだという思いで、胸がいっぱいになった。

当日のドレスコードはタキシードもしくは伝統衣装となっており、せっかくの機会だと思い、私は紋付き羽織はかまで参加した。

授賞式では、ステージを正面から見下ろせる2階席という素晴らしい場所に座ることができ、生演奏をする楽団やスウェーデン王室の方々、そしてノーベル賞授賞者の皆さんの様子がよく見えた。
生理学・医学賞を受賞した東京工業大学栄誉教授の大隅良典先生へのメダル授与の瞬間も間近で見ることができ、同じ日本人として誇らしく、純粋にうれしかった。

晩さん会では1千人規模の招待客やテーブルの上に並べられた光り輝くカトラリー(ナイフやフォークなど)、天井に映し出された幻想的な映像など、会場の雰囲気をよく眺めることができた。
晩さん会は約4時間続き、前菜、主菜、デザート、各種アルコールといったメニューに加えて、楽器を用いたオペラ風のショーも楽しめた。
料理はどれもおいしく、これまで食べたことのないような凝ったものばかりだった。

当日の2日前に初めて習った拙いテーブルマナーだったが、会場の雰囲気が素晴らしく、そんなことが気にならないほど楽しい時間を味わえた。

この後は会場の2階に上がり舞踏会が始まった。
はかま姿だったため不安もあったのだが、一度だけ踊った。
これも2日前に基本だけ習った。
そんな状態だったので、とてもうまく踊れたとは言えないが、ダンスの輪の中に入って、パートナーと体を左右に揺らしているだけでも舞踏会の空気感を楽しめた。

また、羽織はかま姿は他の招待客やストックホルム国際青年科学セミナー(SIYSS)参加者から見ても珍しかったらしく、「一緒に写真を撮ってほしい」とお願いされたり、服装について褒められたりすることも何度かあった。
現地まで持っていき、一人で着付けするのは大変だったが、そのかいは十分にあった。

ノーベル賞授賞式3




スポンサーサイト
  • Share