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I love Salzburg

旅先の大切な思い出を綴っています  since Sep. 1, 2007
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今年は。

「富士山を間近で見るぞ!」と心に誓い、4月四国から山梨まで車を走らせた。
そこには確かに日本一の富士山が鎮座ましましてはいたが、首の周りに白いストールを巻いていたり、イングリッド・バーグマン張りにお洒落に帽子を被ったりと、すっきり全貌を拝むことはできなかった。

そこで8月、再び東へ車を走らせる。
私としては、これまでは縁もゆかりもない山梨が一気に身近になっていく。
葡萄も買った、葡萄ジュースも買った、信玄餅も買った。
そして夕暮れ時には雲も晴れ、ほんのり赤く染まった美しい富士の御山を拝むことができたのだった。

大満足してのその帰り、立ち寄った奥飛騨での定宿のおかみさんに、「次は雲のない雪を被った富士山を見たくなるから」と告げられる。
その暗示にかかったかのごとく、3ヶ月後に今年三度目の山梨行きを決行することになろうとは自分でも振り返り可笑しくなる。

片道600kmは優にあるだろうか。
軽自動車でそう簡単にブンブン行ける距離ではない。
だが私は5日前、すでに富士山を見るための定宿になりつつある鳴沢村のペンションに泊まっていたのだった。


今年は
2017-11-24 8:45 田貫湖畔(静岡県富士宮市)


「富士五湖というけれど、実はもうひとつ湖が静岡側にあるんだよ。」
「田貫湖っていうんだけど、そこからの富士山も綺麗だから一度行ってごらん。」

一気に山梨まで走った春夏とは違い、今回は朝一番田貫湖到着を目指して四国を出た。


今年は
2017-11-24 9:15 田貫湖


初冬の空気は冷たく澄んで、富士山をくっきり浮かび上がらせる。

こんなに迫力ある存在感のある山だったんだ。
淡くほわんと目の前にあった夏の富士山からは別人のような力強さを感じた。

圧倒された。


今年は
2017-11-24 9:25 田貫湖畔

今年は
2017-11-24 13:25 河口湖畔(山梨県富士河口湖町)

今年は
2017-11-24 15:00 本栖湖(山梨県身延町)

今年は
2017-11-24 16:55 ペンションより(山梨県鳴沢村)


今年の富士の初冠雪は例年より遅く、しかも10月下旬には台風のせいで一度雪が溶けてしまうことがあった。
まさか11月下旬まで雪のない富士山はないだろうと思っていたが、いかにも前髪をぱっつんと切ったかのような雪の被り方も好みではない。

どうだろう、私の思い描く姿を富士山は見せてくれるのだろうか。


天候はたぶん大丈夫だろう。
だが、直前の急な冷え込みにもスタットレスタイヤを持たない私は微かな不安を抱いていた。

今年は
2017-11-25 6:15 ペンションより

今年は
2017-11-25 6:45 ペンションより


そして予報通り、天気は快晴。
しかも道中思うほど冷え込みもなく、富士山4合目まで難なく愛車で走ることができたのだった。


「最近まで富士山の雪は少なかったんですが3日前の夜に雪が降りまして、そうですねえ、今の富士山はひとつき先の景色ですね。」
ペンションのご主人は、例年なら12月上旬まではお椀をかぶせたような雪の被り方だと教えてくれた。
本来なら、私の好まない前髪ぱっつんの富士山だったのだ。


今年は
2017-11-25 9:05 ペンションより


運がいい。


今年は
2017-11-25 9:55 本栖湖

今年は
2017-11-25 10:05 本栖湖

今年は
2017-11-25 10:05 本栖湖

今年は
2017-11-25 10:10 本栖湖

今年は
2017-11-25 10:35 朝霧高原(静岡県富士宮市)

今年は
2017-11-25 11:05 白糸の滝(静岡県富士宮市)


どんな姿であろうとも富士山は別格だと私は思う。
いつまでもどこまでも見飽きることなく見続けられる。
次はどんな表情を見せてくれるのだろうか、目が離せない。

けれど今回、これほどまでに神々しい姿を見せてくれるとは。
富士山に感謝することしきりである。

2017年、いい一年の締めくくりになった。


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